10年前のメルマガから

最近、週1回、中国語教室に通っています。
語彙はきれいに忘れたのに、
発音は悪い癖だけは忘れず、
声調はほぼすべて逆に覚えていて、
悲惨なことこの上ない です。

老師(日本滞在が長い)から
最近の出来事を自由に話してください、とのこと。
準備はしていたので、めちゃくちゃな発音と語彙で
話してみました。


大家さんは身体の具合がよくなくて、
もうすぐ車椅子が必要になる。

でも庭は石が多い。歩くのも庭石伝いです。
それを平坦にするため、工事をしている。
工事の音がうるさい。
大家さんの奥さんとあったとき、
奥さんは私に「うるさくてごめんなさい」と言いました。
私は「大丈夫ですよ」と答えました。
それから、工務店の人と少し話しました。

工務店の人たちはもともと個人の植木職人。
最近、植木の管理の仕事が少なくなったそうです。
それで工務店に雇われるようになったということでした。
(ほかの場所でも聞いた話からまとめたのですが
教室ではその説明は省略しました)
仕事が少なくなった理由は3つあって

1 時間のある中高年は自分で植木の管理をする
  節約のためなどの理由で植木職人にお金を払って植木の世話をしてもらう、
  という習慣がなくなってきた。
  
2 大きな家が相続などで所有権が分割されて小さくなり
  大きな庭を持つ人が少なくなった

3 庭のある人でも植木が荒れてても気にしない人が増えた
  私も歩いていて、家の人が病気でもなさそうなのに植木が枯れていたり枝が
  伸び放題だったりするのを見ることがある。
   庭をもつ資格のない人間が増えた、と私は思った



老師説;
「以前は庭師に1年に2回お金を払って、植木の管理をしてもらって
いた人が多かったと記憶している。
日本人は最近、自分が他人にどう見られているか
気にしなくなったようだ。
以前は自分の家の庭が他人に不快感を与えていないかという
配慮をするのが当然だった」
と話して(←もちろん中国語で)、
我行我素という字を黒板に書きました。


語学の勉強は論理的に考える訓練にもなりますね。
中国人は理由を挙げるときに
第1に・・・・
第2に・・・
という言い方をよくするし、
頭の整理によいです。

私のような一人仕事の人間はなおさらこうした機会を作らないと
いけないと思いました。

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