宅急便コスト


他の章ではちょっと偉そうなことを書いていますが、ふだんは粛々とこまごまとしたしごとをしています。そんなことも少しずつ紹介していきます。

航空券。
買う側から見ると諭吉さんご一同様さようならということで、別れ際は切ないことと思います。
販売するほうは、漱石さんこんにちは、今日は漱石さんお一人?さびしいわねえ、お連れの方は?まあやっぱり漱石さん?こんにちわあ、という感じです。もっともウチの胴元はたんまり諭吉さんを囲い込んでいるんですけどねえ、漱石さんがたくさん来ていただけるように、もっといいメニュー出してほしいわん。

ということで、言うまでもなくお通し(送料)のコストは重要ですね。
最近はEチケットが普及してきましたが、中国系の航空会社中心にまだまだ紙航空券が主流です。

航空券送るのに普通郵便というわけにもいかないので、弊社では

  • 郵便局配達記録は無料
  • 郵便局書留、ヤマト・佐川などの宅急便は有料

という原則にしています。

郵便局の配達記録は1名様ならおおよそ300円までで収まります。
書留だと510円から560円、簡易書留で430円から480円
旅券をお返しするときには簡易書留が多いのでだいたい440円
(たまに分厚いパスポートカバーなども一緒に送ってこられる方もいるので、その場合は簡易書留でも620円かかってしまいます。あと増補とかシールビザが多かったりすると重くなります)

郵便局の配達記録は全国一律で安くていいのですが、郵便局まで行って出さなければならないので、さして忙しくなければ昼間近くの郵便局から出しますが、忙しいときは夜横浜中央郵便局等の集配局まで持ち込みに行かないといけません。また遠隔地だと2日程度かかること、届け先が大きな法人だったり、昼間ご不在のお客さんに平日に届いたりすると到着確認がなかなか取れないなどデメリットもあります。また、休日に配達記録郵便を届けないこともあるようです。

ヤマト運輸は時間帯も指定でき、ほぼ翌日届きます。最近の彼らの仕事を見ると、やや官僚的になってきてるかな?と思わないでもないですが、まあ安心感はあります。ただコスト面は遠隔地は高めです。送料が漱石さんを超えると利益面は厳しくなります。

この点、佐川急便はこのところ弊社にとってありがたい存在になっています。
コスト面では航空券程度の荷物なら全国ほぼ510-520円で送ってくれます。ネット販売で全国発の航空券を扱っていますから、全国標準のサービスをしたいです。遠隔地だとコストも高くなるということは避けたいのです。
また佐川さんは電話で集配をお願いしても比較的早めに来てくれます。ヤマトさんは少しのんびりしている感じです。

佐川さんでは集配の間違い(横浜市青葉区への荷物を仙台市青葉区へ送ってしまったり。ヤマトさんだと郵便番号を記入しておけばこの手のアクシデントは少なそうだ)を経験していて一時自重していましたが、コスト面や対応の早さ等でメリットが大きいので佐川さんにお願いすることが多くなっています。

誤配、不在だけでなく、どの運輸手段でも天候の影響は免れないリスクなども考慮し、2営業日前の到着が見込めないときは原則として空港での受取でお願いすることになります。

写真説明:
日曜日 丹沢のヤビツ峠はさすがに雪が積もっていました