西安訪問

西安ではモトローラシーメンスがデパートの玄関口で張り合うように熾烈なプロモーションをしていました。
双方とも、マイクを持った司会者+バンド?という組み合わせで、司会者の声と音楽で相手の声と音楽を封じ込めようとはりあっているのでかなりうるさいです。もちょっと迫力ある画像を撮りたかったのですが、とりあえずデパートの入り口の両脇に陣取っている様子の遠景をアップしておきます。
私は休日の渋谷とか銀座とかほとんど行きませんが、日本でもえげつなくはりあっているところがあるのでしょうか?中国的な消耗戦の一端を垣間見た気がします。

この週末に上海、西安成都と駆け足で(あと北京でも機材の故障とやらで足止め食いましたが・・)めぐってきました。上海と成都のことはのちほどふれるとして、西安で旅行会社のかた(日本人)とお会いしました。
お1人は本職ではなく、経営する事業の傍ら、日本からの問合せに対して旅行会社を紹介するWEBを運営しています。個人旅行者がほとんどですので、今月から急に問合せが増えているそうです。内容が多岐にわたるためEメールのやりとりは大変そうですが、個人旅行者への便宜を図ることに使命感を持っておられます。
もうお一人は西安の旅行会社にお勤めです。日本からの西安など西北への旅行はどうしてもパッケージが多いと思いますが、そのかたの勤めている会社では日本側の旅行会社からランドオペレーターと呼ばれる中国専門の旅行会社に現地でのツアーを丸投げして、そのオペレーターから受注するケースが多いようです。
オペレーターとされる旅行会社は当然日本発の航空券も扱い、安く代理店に卸している、ということで、私もお世話になっているということになりますね。
前者の方は別の業種の会社を運営していらっしゃるので、旅行のほうは趣味的にやっている印象を持ちました。後者の方は日本でも旅行会社に在籍していたという根っからの本職で、経験と知識に裏打ちされていて、見るからに旅行会社の方だなーという雰囲気を醸し出していました。それぞれのやり方で西安に根を下ろして活動しているのが印象に残りました。
西安だと中国西北部の玄関口、特に敦煌への出発地になることが多いので、旅行という点でみるといいマーケットです。ただピーク時期がどうしても偏るため(5月のゴールデンウイークは中国のメーデーの連休とも重なります)、ピーク時期に敦煌へのチケットやトルファンあたりのホテルが取れなかったりと、キャパシティに限度があるためにお客さんが来たらきたで苦労が絶えないようです。