とりとめなく

時々、以前出したメルマガを紹介しているのは、別にむかしばなしをしたいわけではなく、紹介したい内容であることもさることながら、毎日同じような仕事をしている私自身のマンネリを防ぐ意味があります。開業時の努力や周囲の人々への感謝を忘れないようにしなければいけません。とりあえず生きていられるのも初心あってこそ。といいつつ、あまりのんびりだと「これでいいのか?」、逆に忙しいとイライラした気分を電話相手に隠せない言行不一致ぶりは相変わらず、ではあります。
私が大学を出て最初に就職した地方の会社では、入社して5ヶ月目で初めて丸1日の休日が取れました。1日中洗濯機を回して干してその日は終わりました。脱水槽が壊れていたのです。2回目の休日では午前中に結石の発作を起こして救急車で日赤病院に運ばれましたが、午後は東京から友人が来るので病院を抜けて会いました。今なら「いやー、午前中病院で」などとヘラヘラ言うでしょうが、当時はそんなことは口にしない生硬なところがあったみたいです。
結局病気入院を除いて年間丸一日休んだのは両手で数えられるほどで、しかも忘れっぽい私が1年目の休日に何してたか23年後の今でも思い出せます。記憶はあっても当時のしごとスキルは完全に崩壊(笑)忘れるくらいだからもともと能力がなかったのでしょう。私はいま当時のような生活はしたくないです。身体がきついとかいうより(いえ、きついんですが)いわゆる価値観というやつがコペルニクス的転回を起こしたのかもしれません。でもいまもむかしも公私の均衡を整えることに腐心し続けていて、まだまだ一定の境地に達していない、といつも思うのです。