西安&敦煌編

1999年7月。4ヶ月の北京での短期留学を終えた僕は日本に帰る前に、幸之介と一緒に旅行をすることにしました。今回は幸之介のたっての希望で西安敦煌です。
西安編>
7月11日(日)
<三度目の西安行き> 北京首都空港まで幸之介を迎えに行き、その足で北京西駅へ向かう。今回も経費節約のために飛行機は使わず、列車で西安まで行くことにした。本当は軟臥(一等寝台)でいきたかったのだが、硬臥(2等寝台)のチケットしか取れず、幸之介はがっかりしていた。軟臥と硬臥の違いは、簡単にいうと2段ベッドか3段ベッドか、また、軟臥は4人部屋の個室だが、硬臥はカーテンで仕切られているだけである。リーズナブルなので現地の人やバッグパッカーには硬臥の方が人気がある。実をいうと僕が西安に行くのは今回で3回目だ。1回目は初めて中国に来たときのパックツアーで来た。その時は兵馬俑に感動し、悠久の歴史を感じて帰ったものだ。2回目は97年の短期留学。「またここに来てしまった」と兵馬俑で思った。「でももう2度とこないだろう」と思った。西安なんて一度くればそれで十分だ。それなのに僕は今西安に向かっている。
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