劇場未公開作《シャングリラ》上映のお知らせ(現代中国映画上映会)

次回の定期上映会は、7月2日(土)に、交通事故で死んだ息子が残した絵に描かれた聖なる山を求めて雲南省シャングリラ県に出かけた女性が現地で体験した不思議な出来事を描いた劇場未公開作《シャングリラ》を上映します。劇映画《シャングリラ》は日本でも中国でもDVDが未発売となっています。この機会をお見逃しなくご覧下さい。上映会場は文京シビックセンターの2階にあるシビックホール(小ホール)です。
なお、《シャングリラ》は本来3月に上映する予定でしたが東日本大地震のため中止せざるを得なかっため再度上映する機会を設けたものです。皆様のご来場をお待ち申し上げております。現代中国映画上映会
★★★第468回現代中国映画上映会(定期上映会)★★★
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●上映作品:劇映画《シャングリラ》2008年/106分/日本語字幕スーパー原題◎這儿是香格里拉(Finding Shangri-La)
      言語◎標準中国語、四川方言、藏語(チベット語)監督◎丁乃箏(ディン・ナイヂェン)
      主演◎朱芷瑩(ヂュー・ヂェンイン)
         呉中天(ウー・ヂョンティェン)、尹昭恕y(イン・ヂャオドゥ)
         格桑定主(グーサンディンヂュ)、柯淑勤(クー・シューヂン)
         巫白玉璽(ウーバイユィシ)、黄誠霖(ホァン・チェンリン)
         馮翊綱(フォン・イーガン)、黄采儀(ホァン・ツァイイー)
         黄景俐(ホァン・ジンリー)、林若亞(リン・ルォヤー)
         高依玲(ガオ・イーリン)
●上映日時:7月2日(土) 午後6:55上映開始(開場は6:35)
●上映会場:文京シビックホール(小ホール)
          (文京区役所がある文京シビックセンター2F)
       東京メトロ丸ノ内線南北線 後楽園駅 直結
       都営地下鉄三田線大江戸線 春日駅 直結
●会 場 費:1200円(会員)、1600円(非会員)
突然の交通事故で6歳の息子を失った季玲(ヂーリン)は悲しみにくれていた。一緒に宝探しをする約束を果たせないまま逝った息子。事故の加害者との裁判は泥沼化し、夫との仲もこじれてしまっていた。
そんな折、息子が残したシャングリラの山の絵を見つけた彼女は息子が呼んでいる気がし、遥か雲南に出かけることにした。向かった先は雲南省の北西端にある迪慶藏族自治香格里拉(シャングリラ)県だった。
香格里拉県に着いた彼女だったが、ずっと得体の知れない男に尾行されていた。アレックスと名乗ったその男は荷物をなくした彼女を救ってくれたかに思えた。地元民に息子の絵を見せると、それが聖なる山、梅里雪山だと分かった。アレックスの運転するオートバイにまたがり、聖なる山を目指した季玲。しかし、アレックスの意外な正体が判明し、彼から逃げ出した彼女は通りがかりの車に乗せてもらい自力で梅里雪山を目指すことにした。降ろしてもらった時、運転手は息子がつぶやいていたカワカブという言葉と共に去っていった。
突然の霧に視界を遮られ足を滑らせて谷底に滑り落ちた季玲は、気を失っていたところを地元のチベット族に助けられた。広大な山にいだかれて育ったその家の男の子は彼女を山の奥深くに誘った。滝の下まで来たとき、男の子は突然その上を指さした…。
雲南省を舞台にしたシリーズ作品“雲南影響”の1作品として制作された本作は、地元のチベット族が聖なる山として崇める神秘的な梅里雪山の麓にある香格里拉県と台北で撮影された。香格里拉県は2001年末に中甸県から改名されたもので、英語名Shangri-Laはイギリスの作家ジェームズ・ヒルトンが小説『失われた地平線』に描いた理想郷の名前である。なお、カワカブは梅里雪山の主峰の現地名である。
本作は劇場未公開作(映画祭などの特別上映を除く)であり、日本でも中国でもDVD類が未発売です。この機会をお見逃しなくご覧下さい。スチール写真


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