カルフール成都八宝街店(2002年)

リサーチャーのたまごさんによる、中国のストアチェックです。
たまごさんは6年ぶりに中国へでかけました。
今回は中国では成功しているカルフールのうち成都編です。

===========カルフール成都八宝街店==============

カルフール成都八宝街店は、成都で唯一のカルフール店舗。
(注:空港方面にもう1店あるようです)

3月22日(金)夕方5:30頃ストアチェックをした。
店舗の様子は北京とほぼ同じ雰囲気なので、今回は印象的な商品を紹介しよう。
立地は町のど真ん中。
1Fが家電や雑貨で2Fが食料品、2Fにレジがある。地下は駐車場になっている。
店内はほど良く混雑している。
例の如く入り口で荷物を預け(注意されたので)入店。
まず目に入ったのが家電。
日本でも見慣れた型の大型冷蔵庫、大型TV,全自動洗濯機、
ドラム式洗濯機等が並ぶが、驚いたことにどれも国産のHerine。
海外製品は松下とソニーWhirlpool程度。
家電事業の品質、商品力が恐ろしく進歩したようだ。
このほど日本の三洋と提携したHaierだけが中国家電ではないのだ。
日本は大丈夫か??

日本ではあまり見かけない家電があった。
中国は水道水にフッ素が多いせいか、飲み水としては利用できない。
必ず沸騰させたお湯か、ミネラルウォーターを飲んでいる。
ミネラルウォ―ターといっても、2?程度のペットボトルではなく、
業者が運んでくる超大型のペット容器に入った水。
その水を容器ごと上に置くと、右の蛇口から冷えた水が、
左の蛇口から熱いお湯が出るという機械。
1台79元程度(1300円程度!)で、
いろいろな大きさやメーカーのものがそろっている(広告にも載っている)。
便利そう。我が家の自営業者にも1台買い与えてあげたかった。

日雑コーナーでは、洗濯用のコンパクト洗剤が並んでいるが、
日本とちょっと商品が違う。というより日本より合理的だ。
本体として1Kg(くらい)入りのプラスティック容器に入った(日本の紙製の
箱をプラスティックにした感じをイメージしてください)洗剤が売られている
のだが、その詰め替え用として、箱ではなくビニール袋にパックされた洗剤が
横に陳列されているのだ。
価格は花王アタックの場合替え800gが8.05元。これは、通常は600gのようだが
キャンペーンとして200グラムプラスされている上に特売である。
国産は2kで8.30元。その他Tide等もある。
ここのカルフールは、日雑におまけをつけている。
例えば、オーラBというブランドのハブラシには、
小さな熊のマスコット(かわいい)、紙おむつ(28枚入り)には
14個入りのものを1つつける、リジョイ(リンスインシャンプー)には
櫛と鏡のセットをという具合である。
付加価値のおまけなので得した気分になるに違いない。
その他食品コーナーもお惣菜、生鮮食料品、パン、乳製品などなど全てが充実
しており、商品が本当に豊富。棚の管理もきちんとされており、清潔感もある。
一体この国に何があったのだろう。

私はまたもやインスタントラーメン、薬膳スープの素、ハーブティー、飴など、
異常に多くのものを買い込み、帰路についたのであった。
レジの女性もとても親切であった。
顧客対応に「心」が感じられた。(つづく)
(2002年のメルマガに掲載したものです)
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