2003年SARS時の読者投稿

日中関係ではさまざまなことがありますが、国の対立と関係ない事案としてはSARSが大きな試練でした。以下は読者から当時寄せられたものです。

煙台のサトさん

SARSに関する情報はあいまいで、韓国人留学生の情報によると
何人か感染者はこの街にもいるらしいのですが、学校の先生によると
政府からの公式発表がないからそれは単なる噂に過ぎない、心配する
必要はないとの事。
留学生宿舎には毎日消毒まきに来てます。

北京のごまちゃん さん

現在、私の大学は授業を再開したのですが、以前に比べて半分以下に減ってし
まいました。
そのため、帰国をすることにした人もいます。しかし、既に4月中旬(早い人は4月上
旬)から帰国する人が増え、今はほとんど残っていません。
生活の方は、学校の中にある食堂は営業しているのと、スーパーがあるので特に不自
由はないですが、隔離とまではいかないのですが自由には外出出来ないので、
それが不便です。
(学生証を見せれば出れるのですが、一般の中国人が渡されてる許可証(カード)を
留学生は持っていなく、それがないというと駄目と毎回言われ、留学生はなくても
いいと説明して出れている)
マスクをしている人は、以前に比べてだいぶ減りました。

上海のYAMAさん

公式発表の発病者が比較的少ないということで「上海はまだまだだいじょうぶ」
というのが上海の人たちの認識のようでしたが
4月20日北京の発表以後重い腰をやっと上げ今では学校や住宅地
(塀で囲まれているところ)など各単位へ関係者いがいの
出入りができなくなりました。
私のいる学校では地方からの生徒がこの連休に帰省禁止となったばかりでなく
親と会うことも禁止されました。
またタクシー、地下鉄など公共の場では定期的に消毒が行われ
「消毒済み」の紙が目に付きます。
メールマガジンにもあったように上海に着いたとき2度体温を測りました。
(5月7日着)一度は空のうえで、二度目は飛行機が止まってから完全防備のひとが
乗り込んできて少し驚きましたが空港の小姐によるとすべての
フライトでおこなわれていることでした。
メールマガジンは毎回読んでいます。
あまり、まとまりがありませんがとりあえず思いついたことを書きました。
いくらかでも参考になれば幸いです。


ルナさん

日本に在住しているものですから、
勿論「川根茶」のプレゼントを頂くわけにはいかないですが、
お茶と中国のキーワードでどうしても書きたくなりました。
私は約20年前に上海から日本に来たものです。
日本に来るまでには慢性扁桃腺炎など、具合は良くありませんでした。
来日して以来、生活のリズムの速い、仕事のストレス・・・。
なのに、不思議に元気になりました。喉の痛みも。
私はコーヒー、アルコールとかは一切飲まないです。
朝から晩までお茶を飲んでいます。日本茶が大好きです。
半年前、自分の勝手な趣味で、日本茶の中国販売市場調査を試してみました。
根気が足りないか、時間がないか、途中で挫折しました。
SARSが蔓延している中国と対照に、日本はまだ一人も感染してません。
いまだからこそ、「日本流」の生活習慣、「日本茶」「納豆」などの日本発お茶、
食料など、
中国の人々に受けてもらえると思います。
私の二つの国:日本と中国に同じお茶の文明、伝統がありますが、
日本茶」と知っている中国人がほんの一握りに過ぎません。
日本のお茶、エコのイメージ、
健康指向に目を向け始めている中国の人々にぴったりと思っています。
その掛け橋になれると良いですが、とりあえず、応援のメッセージを送らせていた
だきます。


東京都 Nさん

本当に大変ですね。私たちは2月末に上海にいってきましたが、今ならば
行く気にならないと思います。
どうなることやら。日本に飛び火することを真剣に心配しています。
ただ、ウイルス騒ぎは、インフルエンザでも、ある程度の期間が過ぎると自然に下火
になることが一般なので、それまで身を潜めていればそのうち心配はなくなると思い
ます。

大連のとらこさん
毎回楽しくメールニュースを読ませて頂いております。
毎日、中華か洋食で飽き飽きしているところに緑茶!!
を頂けるなんて、とっても嬉しい限りです。
大連では長い間SARSの患者が出ていませんでしたが、数日前に遂に
患者が出たという発表があったばかりです。でも大連では、外国人以外
ほとんどマスクをしている人がいません。 大連政府が決めた厳しい制度
(北京・山西・内モンゴル・広東・シンガポール・香港から来た人は10〜15
日の隔離が必要)により、かなりSARSの伝播は制限されていると言った感じを受けます。

青島のhiroさん(代理?)
主人(中国人)が帰国していて マスクが全く手に入らないので
それなりの性能のを送りましたが 郵便も検疫が強化されているようで
到着はいつもよりもかかると言われました。

新潟のくまさん
95年に6週間、97年に3週間仕事で北京に滞在し、
以来すっかり中国ファンになってしまいました。
しかし、その後再訪する機会に恵まれず、貴メルマガを始めネットを通じて
いろいろな情報を目にするだけで耐えております。

兵庫のsanjingさん
昨年までは社用で北京に年6-8回のペースで訪問しておりましたが
今年になって、SARSの影響もあり、まだ一度も大陸にはわたっていません
ビジネスでは、嫌な事も多々有りましたが、私としてはその他の面では、他国
と比較しても、非常に好きな国ではあります。
中国(特に北京)の臭いのする、メルマガやホームページを見て、次回訪問
のための情報収集の最中です。

神奈川のりんむうさん
1989年、天安門事件のまっただなかに北京に留学し、戦争保険に
加入しながらの留学生活。その時以来の中国オタクです。
仕事ではなく、あくまでも趣味で中国と係わっていきたいと思いながら、
年に2回の訪中はかかさずにおりましたが、この SARS 騒動で今年は
断念せざるおえません・・・。
少数民族の学校にいましたので、趣味の武術以外の旅行は辺境地域ばかり行って
おりますし、友人も漢民族はほとんどいないのですが、奥地の SARS 状況
はどうなのでしょうか・・・。 心配です。

東京のyasu-senさん
・最近、中国語を習い始めました。今年の夏の中国旅行を楽しみにしてい  
たのですが、SARSの問題もあり、予定は未定です。沿岸部の他、内陸部は
どの程度安全なのかといった情報を、当メルマガで流していただけるとうれしいです。
・某金融機関で海外送金などを担当していますが、気のせいか、最近は
アジア向け送金が以前より減っている気がします。これもSARSの影響なので
しょうか?

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