北京カルフール再訪

家楽福(カルフール)創益佳店(朝陽区北三環路乙6号)


カルフールは1995年に中国大陸への出店を開始しました。
今回訪れた北京創益佳店(朝陽区北三環路乙6号)は、カルフール
第一号店。
立地は交通至便な幹線道路に面しており、郊外型の店ではありません。

建物は1階が衣類・雑貨等、2階が食品で、オートウォークでつながっ
ています。
実は2002年3月にストアチェックに訪れましたが、あれから2年が経過
した今も変わらず店内は大盛況。
一段と棚の商品も充実してきており、北京っ子に愛されて、生活にし
っかりと入り込んでいました。

カルフールの中国でのスローガンは「開心購物家楽福」、
つまり「カルフールで楽しい買い物を」。
価格訴求というよりも、楽しい買い物経験を提供するというはっきり
したスタンスです。
これは2年前と同じスローガンで、カルフール北京はずっと一貫して
このコンセプトを守っていることになります。
店舗へ入るとやはり入り口に手荷物預かり所(無料)がありますが、
リュックやハンドバッグ類は今回もOKで、他の人も預けていないので、
そのまま店内に入りました。

オートウォークで2Fに着くとまず目に入ったのがお惣菜コーナー。
ちょうどお正月ということもあり、肉料理などの「ごちそう」が並んで
います。
同じコーナーに、魚介類、スイカの特売など。それにしても夕方で
買い物客が多く、年末のアメ横状態です。

今回、店内をくまなく見るのは断念し、ペット用品に的を絞ることに
しました。
ペットフードは2Fの食品売り場にあります。
ただ、スペースは小さく、メーカーも限られています。
マスターフーズの「ぺディグリー」(ドッグフード)と、ウイスカス
(キャットフード・日本では「カルカン」のブランド名)のコーナー
が作られており、店頭ビデオとパンフレットが置かれていました。
パンフレットでは、ドライフードと、レトルトパックに入ったウエット
フードを混ぜて与える方法が提案されています。

ドライが鶏肉、牛肉、豚肉の3種類あり、ウエットが牛肉、鶏肉、
鶏肉+野菜、牛肉+野菜の4種類あるので、それぞれを組み合わせて
毎日違う組み合わせの献立が1週間分書かれています。
日本と同じ、「食い付きの良さ」で訴求しているようです。

価格は、ドライが1.8kgで26元(約338円)、レトルトが1パック150gで
2.5元(32.5円)。日本の約半分の価格です。
パッケージは、ビーグル、キャバリアが、パンフレットにはアメリカン
コッカースパニエルが印刷されています。

そのうち、日本と同じトレンドのように、犬種別のフードが出回る日は
近いであろうと思われますが、今は初期段階のようで、ドッグフードの
普及と定着を目指しているようです。

見学中、中高年の女性が猫用のドライフードをかごに入れました。
北京では犬もそうですが、猫の方がまだ飼いやすいので需要も同じくら
いあるのでしょう。

http://homepage3.nifty.com/kamakurakoka/