2003 年上海・北京極寒旅行

鉄道好きなAさんの 「2003 年上海・北京極寒旅行」です。

2日目編です。
さて、何もかけずに朝の5時まで爆睡していましたが。
体が(日本時間の)6時になると起きてしまう習慣なので
6:30分からTVを見ていました。
もちろん、NHKを見てしまいます。

そして朝食をとりに街に繰り出しましたが、レストランは大体10
:00に開くので探すのに苦労しました。
素直に人民公園までいけばよかったものを、陝西路を南下して
准海路まで歩いてしまいました。

途中、延安路の立体交差点を過ぎたらお菓子の家みたいな洋館が
立っていて、どこかのクラブみたいなものですが、
日本語で「海の家」と表示されているのですね。
どういう理由でそんな名前になったのかは知りませんが。

結局、錦江飯店の裏に24時間営業の「避塘風」があったので
そこで済ませました。
 この日は中国で映画を観たかったのですが「黒客帝国」(マト
リックス)、残念ながら上海の映画館では上映されていませんで
した(パイレーツオブカリビアンは上映されていたんですけど)。
仕方ないから歩いてホテルに戻りチェックアウトまで再び寝て、
10:00にホテルを出ました。
その後は豫園に行き、また小籠包を買ってしまい
勢いで外灘に行きました。

この日も前日と同じく曇りで吹き付ける風が薄着の身にこたえま
した。普段は混んでいる外灘もこの日はガラガラ、旅行会社の
名刺を配る兄ちゃんたちとしか遭遇していません。

和平飯店のところまで北上したら、何気に対岸にいける地下
トンネルが1昨年開通されたのを思い出し、言ってみました。
電で自動運転されるゴンドラにのり、お台場の観覧車のような
イルミネーションの輪をくぐって浦東まで行くんですが
片道30元とえらい高く、すれ違った観光客は5人くらいしか
みませんでした(自動運転なので乗客0でも動いている)。

対岸に着き、地下鉄でリニアモーターカーの出ている
「龍陽路駅」までいったのですが、肝心のところがシャッターが
しまっていまして、リニアのホームにはいけませんでした
(地下鉄にもいました、今度は身体障害者風の物乞いが)。
 
再び河南中路駅に戻り、南京東路の吉野家の隣に「桃源郷
(日本語20%可)というマッサージ屋が10元割引券をくばって
いたので、初の足裏マッサージに行ってきました。

78元もするだけあって、部屋の中ではすきなDVDを選んで観る
ことが出来ます。マッサージの時間は1時間半くらいでした。
ただくすぐられるのが苦手な方はつらいですね、
私も足の裏を触られるたびに笑ってしまいました。

15:30に地下鉄に乗り、上海駅へ。
いまにも雪が降りそうな空の下で私は、線路に跨いでいる道路
まで歩き、時間がくるまでひたすら通る列車をながめていました。
ある意味これが最も一番幸せと感じる場所でもありました。
雨が降ってきたので16:30に駅へ行き、
軟席候車室で列車を待っていましたが、駅の電源にデジカメを
充電させていたら、駅員に怒られました。

17:40にT136次、北京行きのゲートが開かれると、私は荷物を
抱えたまま、撮影に奔走していました。今回乗ったT135/136次
列車車両は軟臥と軟座しか連結されていないある意味、グレード
の高い列車ですが残念だったのが食堂車が連結されていなかった
のはショックでした。
だって何も買い込んでいなかったのですから
(ふつうは付いているだろうに)。
しょうがないので半分やけで車内販売のカットーフルーツや
ケーキまで頼んでしまいました。
今回のビールは寒いので冷えていました。
車両の通路の両端に電源があるので、私はそこで電力ジャックを
やっていました。軟座はいい席でしたが、お客さんの姿は皆無で
した。列車は定刻より3分早く出発しました。
車内は暖房が効いていましたが、軟臥の窓側はえらく寒い記憶が
ありました。無論、この寒さは明日の朝の「起きたらびっくり」
の伏線に繋がっているのはいうまでもありません
(結論、北京ー上海間は乗るならT13/14次かT21/22次をお勧め
します。それはいろんな意味でパラダイスでした)。
ではまた次回で。           (つづく)