5月31日(土)陳凱歌監督作《運命の子》上映のお知らせ(現代中国映画上映会)

次回の定期上映会は、5月31日(土)に、世界的な監督として有名な陳凱歌(チ
ェン・カイコー)監督による古典題材の大作《運命の子》を上映します。

中国に伝わる古典的な復讐劇『趙氏孤児』を、陳凱歌自らが脚本を書いて映画化し
たものです。お見逃しのないようぜひご覧下さい。

上映会場は文京シビックセンターの2階にあるシビックホール(小ホール)です。
皆様のご来場をお待ち申し上げております。

現代中国映画上映会 gentyuei@parkcity.ne.jp
http://www1.parkcity.ne.jp/gentyuei/

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★★★第502回現代中国映画上映会(定期上映会)★★★
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●上映作品:《運命の子》
       2010年/4社共同制作/35mm/カラー/シネスコサイズ/128分
       標準中国語/日本語字幕スーパー
       原題◎趙氏孤儿(Sacrifice)
       公映許可番号◎電審故字(2010)第113号
       監督・脚本◎陳凱歌(チェン・カイコー)
       撮影指導◎楊述(ヤン・シュー)
       総美術◎柳青(リゥ・チン)
       主演◎葛優(グー・ヨゥ)、王学圻(ワン・シュエチー)
          黄曉明(ホァン・シァオミン)、范冰冰(ファン・ビンビン)
          海清(ハイ・チン)、鮑国安(バオ・グオアン)
          張豊毅(ヂャン・フォンイー)、彭波(ポン・ボー)
          趙文卓(ヂャオ・ウェンヂェー)、王瀚(ワン・ハン)
          趙文浩(ヂャオ・ウェンハオ)
●上映日時:5月31日(土) 午後6:55上映開始(開場は6:35)
●上映会場:文京シビックホール(小ホール)
          (文京区役所がある文京シビックセンター2F)
       東京メトロ丸ノ内線南北線 後楽園駅 直結
       都営地下鉄三田線大江戸線 春日駅 直結
       地図: http://www1.parkcity.ne.jp/gentyuei/civic.htm
●会 場 費:1200円(会員)、1600円(非会員)
●入 会 金:600円(一般会員、同時入会可、有効期間1年)

 今から2600年ほど前の春秋時代。晋国の要職にある趙盾とその息子・趙朔将軍は
晋王を毒殺した罪に問われ一族が皆殺しにされた。だがそれは政敵の屠岸賈による
謀略であった。趙朔の息子・趙武を生んだばかりの庄姫は自らの運命を悟り、医者
の程嬰に趙武を託し命を絶った。趙氏一族の血脈を断つため屠岸賈は必死で趙武を
探し出して処分したが、実はそれは程嬰の息子だった。自らの息子を殺された程嬰
は趙武を引き取り、自分の息子・程勃として育て上げる。
 間違って殺された自分の息子の復讐のために程嬰は、恨みを晴らすという本来の
目的を隠して屠岸賈の家臣となり、仇討ちの機会をうかがう。一方、程勃として育
てられた趙武は自分の秘密を知ることなく成長し、彼は屠岸賈の義理の息子にまで
なった。程勃(趙武)は屠岸賈の寵愛を受けて大きくなっていった。
 そうして15年が過ぎ、2人の“父親”の愛情を受けて育った趙武はついに自分の
素性を程嬰から知らされた。義理の父親・屠岸賈が実は本当の家族を皆殺しにした
宿敵だったとは。“運命の子”趙武は趙氏一族のたった1人の生き残りとして仇を
討つべく自分を愛してくれた義父を倒す決心をするが…。

 《黄色い大地》《さらば、わが愛/覇王別姫》《始皇帝暗殺》《花の生涯/梅蘭
芳》などで世界的に有名な陳凱歌が、中国に伝わる古典的な復讐戯劇『趙氏孤児』
を自ら脚本を書いて映画化した大型時代劇である。中国国内で抜群の人気を誇る葛
優が程嬰を演じ、実力派俳優の王学圻や張豊毅が重要な役を演じるなど話題性も充
分である。中国では2011年のお正月映画として大ヒットを記録した。
 陳凱歌の最新作は、ある一般人の個人情報がネットで次々に暴露される“人肉捜
索”の顛末を描いた2012年の《捜索》。2015年のお正月映画となる次回作《道士下
山》の撮影も始まっている。

※作品のスチール写真などは次をご覧下さい。
http://www1.parkcity.ne.jp/gentyuei/future.htm