敦煌莫高窟、完全予約制観光のシステムに

2014年7月15日の敦煌莫高窟デジタル展示センター開設にともない、8月1日より敦煌莫高窟の観光もインターネットでの完全事前予約システムが導入されることとなりました。これによって遺跡保護と観光利用の相互目的が達成できるようになります。

このシステムではまず莫高窟ホームページで事前予約、支払いを済ませて、注文番号を受け取ります。それを持参し、現地で提示してチケットと交換します。デジタル展示センターでは直径18メートル、面積500平方メートルの円形スクリーンで「デジタル敦煌」を体験できます。ここで映像を見てから観光用のカートに乗って、石窟を見学します。

完全予約システムを導入することで1石窟あたりの滞在時間を減らし、遺跡の風化を防ぎ、保護につなげます。また莫高窟一日あたりの収容量は3000人から6000人に増やすこともできます。これにより遺跡保護、観光客収容数といった問題を同時に解決することができそうです。

敦煌莫高窟観光の流れ
莫高窟ホームページで事前予約、支払いを済ませ、注文番号を受け取ります。
現地チケット売り場で注文番号を提示しチケットを受け取ります。
デジタル展示センターでの映像による紹介が始まる30分前までに観光客センターへ行き、検札を受けまず展示室に入ります。展示室を見学後、映像による紹介があります。そしてそれから観光カート待合室へ行き、カートに乗ります。
カートで莫高窟石窟を見学します。
石窟見学後は個々で蔵経洞展覧館などを見学できます。

情報提供 Ara china
http://www.arachina.com/