いざ、海壜(はいたん)島へ

今回は後編の後半です。

2日目(福清へ戻り)
私の友人が明日一足先に帰国するということで、福清へ戻る準備を。
朝食は、外で食べようとしたが、お店はまだ準備中。
とりあえず、パン屋さんへ。ここは日本と同じくテーブルに並べられた
パンを自分のビニールの袋に入れていき、最後に精算となる。また、窓
越しにパンを焼いているところも見える。何の日本と同じではないか。
さあ、どこで食べる?と、社長の友人が開店準備をしているお店を捜し
てきてそこで食べろとのこと。パンと豆乳を持ってそこのお店のテーブ
ルを借りて朝食。さあバスまでは、少し時間がある。車を呼んで、次な
る目的地へ出発。着いた場所は『紅岩海濱』。
ポツンと海に飛び出た、異空間。
ここも、砂浜が大きい。満潮時は砂浜の殆どが見えなくなるとか?
アジアンティストの漂う中『ここはどこ?』という世界に引きずりこま
れそうな雰囲気です。これから福清に戻るのは惜しい気がしました。
大変大きい石像が海を見つめて、航海の安全を気遣っている姿が心に
焼き付いてしまいました。1時間ぐらい色々と歩き周り帰ろうした時、
突然お店の中から犬が顔出し、日本語で話しかけていたら『な〜んだ、
こいつら』というような目で見られていました。(日本語解るわけない
ですよね。)

さあホテルに戻り、帰宅準備。
もっと滞在したい気持ちを抑えて、平潭バスターミナルへ。
帰りもまた問題が発生。乗客の一人が発車時間直前に買い物へ。
発車時間を過ぎても戻ってくる気配はなし。またまたブーイング。
しびれをきらして、20分遅れでお客さん一人置いて出発。
『娘宮』に到着したら、ちょうど乗船中で、我々のバスは次便の列へ。
その時、突然猛スピードの車(黒の高級車)がバスの脇をすり抜けて
強引に乗船しようと。もう船は出航間際で、入口を閉めかけようとして
いるところへこの車が乗船してきたから、さあ大変。
トラック,バス等で満杯状態で、車のスペースはありません。しかし船
は何も知らないのか、岸から離れかけ始め、車は半分海の中を引きずら
れる状態。岸壁にいた人達が大声をあげているが船は気づかない。車は
ずるずると海の中へ。私達バスの乗客も『あややっ(驚きのことば)』
を連発。
私も写真どころではなく、目が固まっていました。
この状態は想像つかないと思います。『カーフェリーと乗り場』の写真
についてはHP上で見ていただくとお解りになると思います。
そうこうしているうちに15分ぐらいで船側が気づき、中途半端に開い
ている入口をそのままにしてバックを開始。車がバックできる場所まで
きて、入口を開きました。そして、車はゆっくりバックして海から出れ
ました。
運転した若いお兄さん、何かホットした感じとは対象に助手席のお姉さ
んは終始顔を手で覆っていました。なんとか無事で周りの皆さん一安心。
30分ほどで次の船が到着し、私達のバスは乗船でき福清市の『赤表』
まで15分。そこからは来た道を帰りますが、ガス欠で途中のガソリン
スタンドで給油。
15:00、無事に福清市のバスターミナルに到着しました。

来年の夏は、短くても4〜5日は平潭でバカンスしたいと思っています。
中国の方々にしてみれば、ハワイみたいなものではないでしょうか。
皆様も機会がありましたら、是非とも行って見て下さい。
中国の楽しみ方がまた一つ増えると思います。

以上(終わり)
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