シリーズ 目的別!携帯の選び方(2006年の内容です)

前回までの内容は、090や080の携帯を中国で使うと、目の前に居るのに
日本に国際電話させ、相手に迷惑をかけてしまうということだった。

それを防ぐのは簡単、相手に国際電話をさせないようにすれば良い。

つまり、相手がかけてくれる時に国内電話扱いで済む様に、あなたも中
国の携帯番号を使えば、迷惑をかけないということになる。

そう、中国の携帯を買う、中国の番号を持てば良いのだ。
意外にあっさり買えるので一度試してみては如何だろうか。

中国のどんな地方都市でも、繁華街なら携帯電話ショップが軒を連ね、
広告がバンバン目に飛び込んでくる。中国でも携帯は日常生活に完全に
溶け込んでいるのが判るだろう。

しかしどの店でも携帯の値段は結構高い。日本でよく見かけるような、
1円ケータイとか無料ケータイは目にすることはない。何故かと言うと、
中国では新規加入で回線と携帯電話機を抱き合わせで安く売るという習
慣がなく、それぞれバラバラに売っているため、極端な値引きが無い。

日本では店が新規加入の客を獲得すれば、携帯会社から店に対し間接直
接を含め何らかのキックバックや奨励金が出る。店はそれを見込んで激
安の価格を設定しているわけで、1円で売っても損はしていない。
中国では奨励金もキックバックも無いから、一番安い携帯でも1万円弱、
最新の高性能モデルなら10万円以上はする。

回線は「SIMカード」と呼ばれるチップを渡され、そのチップを携帯電
話に差し込むことで初めて番号付きの携帯電話として機能することにな
る。

日本でも最近になってやっと回線と電話機を分離する「SIMカード方式」
を取り入れ始めた。例えば、ボーダフォン3G携帯では、新規加入時に
お店でSIMカードをくれるので、見たことのある人も多いだろう。

例えば携帯電話機の中に入っているSIMカードを別のSIMカードに取り替
えると、その電話機は別の電話番号になってしまう、SIMカードには電
話帳リストなどを登録でき、番号情報そのものと言って良い。

さて、携帯の契約方法にも大きく分けて2種類ある。月額料金のかかる
後払い方式(ポストペイド)と料金前払い方式(プリペイド)だが、前
者は出張者・旅行者では加入が難しい。現地の定まった住所も無いし銀
行口座も無いからだ。これは日本でも同じ。例えば新宿のヨドバシカメ
ラで、日本の携帯を買いたいと外国人旅行者が来ても、売ってくれない
のと同じことだ。

しかし後者のプリペイドなら1000円も出せば、その辺で気軽に買える。
今のところ買う際の身分証明は要らない。(注:2006年中に中国でも本
人確認が実施され、登録の無い番号は停止されるという情報もあるので
注意)
   
http://homepage3.nifty.com/kamakurakoka/
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