シリーズ 目的別!携帯の選び方(2006年の内容です

「相手に迷惑をかけない方法とは」(後編)


購入したプリペイド式のSIMカードを携帯電話機に差し込むことで使え
る様になる。前払いの通話料はリチャージカードを買って、そのカード
にあるナンバーを携帯電話から登録する仕組み。これは日本のプリペイ
ド携帯と全く同じ要領だ。ガイダンスは英語か中国語なので、どちらも
判らない人は誰かの助けが必要になる。

気になる通話料だが、発信・着信が1分20円程度でauグローバルパスポー
トの180円と比べる格段に安い。格安の国際通話サービスなら、日本に
かけても1分60円程度。これも1分175円するボーダフォンと比較すれば
相当なお買い得価格となる。

結局のところ、現地の携帯を買うのに1万円チョットあれば済む。1年
に何回か中国へ行く機会があるのなら、この方法が手っ取り早いし、直
ぐに元は取れるだろう。090や080の携帯を中国に持って行く人でも、現
地のプリペイド携帯を併用することによって、総額では安く上がる可能
性がある。

現地に行ってから買うことが不安な人は、割高だが日本国内の業者から
買う手もある。もちろん、携帯電話機とプリペイドSIMカードは別売
りなので、検索する際には注意して欲しい。

090や080とは違う「現地携帯」を使うことで、お互いが中国の国内料
金となり、少なくとも中国に居る相手には迷惑がかからなくなる。
中国国内へかける時も、090携帯を使う場合と比較して、通話料が事実
上1/3以下になるので、かなりの節約になる。

日本からかける相手は、国際電話になるから、却って割高じゃないかと
反論する人がいるかも知れないが、今のご時世、日本から発信する国際
料金はガンガン下がっていることにも注目して欲しい。

因みに筆者が現在、固定と携帯の両方で使っている国際電話サービス
(ネット電話ではない)は24時間均一で中国までは1分9円なので、日本
国内の携帯にかけるより、むしろ中国にかけた方が安い。国際通話サー
ビスは多種多様で、一度調べてみることをお勧めする。

旅行で行くならプリペイド携帯で十分だろう。だが、ビジネスや出張と
もなれば不便なことが幾つかある。そして実はプリペイドにも何種類か
あり、使うブランドによっては面倒な場合もある。

次回は、その辺のところ、プリペイド式現地携帯の使い勝手や、実際の
メリットとデメリットの話をさせて頂く。

http://homepage3.nifty.com/kamakurakoka/
中国ビザ 航空券 港華