天津市濱海区における爆発事故による環境影響について(お知らせ) 2015年8月14日在中国日本国大使館

天津市濱海新区の危険化学品倉庫にて8月12日深夜に発生した火災・爆発事故について、中国環境当局が発表した環境影響に関する情報を下記の通りお知らせします。

○事故発生後、西南風が続くことから大気汚染物質は渤海方面に拡散しており、天津市中心部や北京への環境影響のおそれはない。

○事故現場の風下における大気監測の結果、トルエンやVOCsにつき基準超過が見られた(※)が、緩やかな下降傾向にある。

○事故現場周辺の5地点の大気環境モニタリングステーションにおいては、6つの汚染物質について影響が見られていない(PM2.5、PM10、一酸化炭素、二酸化硫黄、二酸化炭素、オゾン)。

○水環境汚染について、事故発生後に事故現場における海洋への排水口は全て封鎖しており、水環境への影響はない。排水口内の水を検査した結果、基準を上回るシアン化合物等が検出されたが、当該汚染水は汚水処理場での処理が想定されている。

※ 13日朝5:30時点で、トルエン3.7ミリグラム/m3(中国の大気汚染物質総合排出基準では排出濃度限界値は2.4ミリグラム/m3)、VOCs(揮発性有機化合物)は5.7ミリグラム/m3(中国の工業企業VOCs排出基準では排出濃度限界値は2.0ミリグラム/m3)。

注)あくまでも中国当局の8/14時点の公式見解です


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