中国観光スポット

情報提供 Ara china
http://www.arachina.com/

敦煌莫高窟
遺産種別:文化遺産
遺産所在地:甘粛省敦煌市
世界遺産登録日:1987 年


莫高窟
莫高窟

敦煌市の東南30キロ、鳴沙山の東側の絶壁に築かれた石窟群。莫高窟の数は現存するものが492窟あり、現存する最古のものは第268、272、275窟の北涼窟(5世紀初頭)で、第237、248、251、254、257、259、260、263窟などの北魏窟(500年前後)第249、285、355、432窟などの西魏窟(6世紀前半)がこれに続いています。

その後、約1000年にわたり石窟の造営や修復が続き現状では、その様式から判断して五胡十六国9、北魏23、西魏2、隋97、唐225、五代34、宋70、西夏25、元7、に時代分けされています。

内部は石質が粗い礫岩であるため、四壁と天井を漆喰で塗り、その上全体に壁面を描き塑造の仏像を安置しています。仏像類は2415尊にのぼり、例外的な石彫を除き鮮明な彩色が施されています。

敦煌莫高窟、完全予約制観光のシステムに

 2014年7月15日の敦煌莫高窟デジタル展示センター開設にともない、8月1日より敦煌莫高窟の観光もインターネットでの完全事前予約システムが導入されることとなりました。これによって遺跡保護と観光利用の相互目的が達成できるようになります。

 このシステムではまず莫高窟ホームページで事前予約、支払いを済ませて、注文番号を受け取ります。それを持参し、現地で提示してチケットと交換します。デジタル展示センターでは直径18メートル、面積500平方メートルの円形スクリーンで「デジタル敦煌」を体験できます。ここで映像を見てから観光用のカートに乗って、石窟を見学します。

 完全予約システムを導入することで1石窟あたりの滞在時間を減らし、遺跡の風化を防ぎ、保護につなげます。また莫高窟一日あたりの収容量は3000人から6000人に増やすこともできます。これにより遺跡保護、観光客収容数といった問題を同時に解決することができそうです。

敦煌莫高窟観光の流れ
莫高窟ホームページで事前予約、支払いを済ませ、注文番号を受け取ります。
現地チケット売り場で注文番号を提示しチケットを受け取ります。
デジタル展示センターでの映像による紹介が始まる30分前までに観光客センターへ行き、検札を受けまず展示室に入ります。展示室を見学後、映像による紹介があります。そしてそれから観光カート待合室へ行き、カートに乗ります。
カートで莫高窟石窟を見学します。
石窟見学後は個々で蔵経洞展覧館などを見学できます。

シルクロード
遺産種別:文化遺産
遺産所在地:河南省陝西省甘粛省新疆ウイグル自治区
世界遺産登録日:2014年


丝绸之路
シルクロード

シルクロードの始まりは紀元前2世紀にさかのぼります。紀元前139年に前漢武帝は、張騫という人物を西域に派遣します。その以後、漢の西域経営が始まり、国家的な規模で中国と西方世界との通交につれて、シルクロードは形成するようになりました。シルクロードは東西方の交通貿易の繁栄と発展を遂げることとなり、古代から東西方の政治、経済、思想、文化を結ぶ重要な活力ある道として栄えています。ユネスコ世界遺産に登録されたシルクロードは中国の古都長安(現在の西安)や洛陽から敦煌を経て中央アジアに至る「天山回廊の道路綱」で、5千キロの遺跡群、仏教の石窟寺院や宮殿など計33カ所のうち、22カ所が中国に存在しています。

中国のシルクロード世界遺跡(22ヵ所)
河南省4ヵ所:中国歴史上、西漢東漢曹魏西晋北魏などの王朝が都を設置した漢魏洛陽城遺跡、新安漢函谷関遺跡、隋唐洛陽城定鼎門遺跡、崤函古道石壕段遺跡
陝西省7ヵ所:唐僧玄奘がインドから持ち帰った経典や仏像を収めた大雁塔、唐代高僧の義浄がインドから持ち帰った仏教の経典、仏図などを保存するために建てられた小雁塔、漢の皇帝の宮殿である漢長安城未央宮遺跡、唐代の宮殿である長安城大明宮遺跡、興教寺塔、張騫墓、彬県大仏寺石窟
甘粛省5ヵ所::中国四大石窟一つの麦積山石窟、シルクロードの重要な関所の玉門関・河倉城遺跡、黄河の岸壁に沿って作られた炳霊寺石窟、鎖陽城遺跡と墓群、懸泉置遺跡
新疆ウイグル自治区6ヵ所:トルファン市郊外の火焔山南麓にある、古代高昌国の王城の高昌故城、世界最大、最古の土で築かれた都市遺跡の交河故城、中国で最も早く開かれた新疆随一のキジル石窟(千仏洞)、クズルガハ烽火台、スバシ仏寺遺跡、北庭故城遺跡


中国ビザ 航空券 港華