起業、開業について その2

昨日の続きです。
といっても、私はいまの仕事を余裕資金で始めたわけではありません。
実際は失うお金も尽きつつあり(笑)なんだかんだ言って切羽詰った心境でした。
しばらく中国人経営の旅行社にいて、私自身は貿易などやっていたのですが、私には貿易という仕事はあまり合わないので、勉強程度に考えていました。もともとの経営者が中国人同士の内紛の末やめていったため、義理立てする相手もいなくなり、とにかく早く独立しようと、10月末くらいに辞めて、独立の準備を始めました。
当座の資金がないので海鮮の会社で運転手など肉体労働のアルバイトをしました。webでの展開を予定していましたから、経費は月数万程度と計画。仕入れルートの維持のためには、あまり間をおかずに仕事をガンガン取ることが肝要と考えたので、アルバイトは2ヵ月程度で終了。必要最低限の資金程度しかなく、しかも夫婦喧嘩の仲直りのお詫びに高価な時計を買わされたので、資金はまた少なくなってしまいました・・・(なんのこっちゃ)
仕入れは前職のルートがありますが、前の旅行社の経営者に邪魔されないように、各ルートで挨拶を済ませて仕入れ数字を明確にしながら、速攻!2週間でwebを作成して、2月1日に開業と相成りました。
株式会社はその2年前に作ってあったので、格安航空券販売での開業は定款等を若干変えただけです。ですので正確には会社自体は7年たっていますが、いまの仕事の開業期間は丸5年ですから、対外的には6年目ということになります。
で、見切り発車の要素を多く残しながらも仕入れについてはまあ形にはなったのですが問題は客先です。前章では偉そうなゴタクを並べましたが、自分では相変わらず「なんとかなる」程度に考えていました(笑)
最初は知人等から仕事をもらいつつ、当時は営業メールもいまほど嫌がられない背景もあり、夜中の11時以降に相手のwebを見ながら、せっせと営業メールを出していました。営業メールや営業FAXがそれなりに効果があることは、他の仕事で営業かけたときに感じていたので、まだ有効であると判断していました。
見込み客が食いついてきてくれたのに獲得できないのは

  • 商品性に問題がある
  • 価格が合わない(または適正価格を掌握していない)
  • 自分が商品を理解していない
  • お客様のニーズが理解できてないない

などがあると思います。
今回は商品も自分にとってはわかりやすくシンプル。需要の大きさは理解していましたし、それぞれの商品性とお客様のニーズ(多くは価格の問題ですが、他にもあります)の掌握はできるので、顧客は獲得できると踏んでいました。
(つづく 予定  ??)