首里

前回の連休は琉球王国関連の世界遺産群のうち、座喜味城跡 勝連城跡 中城城跡 首里城跡 を見る機会がありました。本島に点在する城跡。城がない今となっては当時の様子を想像するばかりですが、昔の按司(豪族のようなもの?)一族の跳梁跋扈や使役されている人々の息遣いが感じられる気がしました。最後に首里城跡にも行きました。1984年に行ったことがあり当時は沖縄戦で焼失した首里城は再建されていません。城は再建されてきれいになっており、入場は800円かかりました。以前拝まれていたの城内の御嶽も勝手に接近できなくなっていました。正殿は漆の塗りなおしをしている最中である、と宮廷の恰好をした職員が説明してくれました(職員は何人もいて正殿内の展示物の説明をしています)が慇懃無礼な印象を持ちました。90年代に麗江に3度ほど行ったことがあるのですが、地震の被害からの修復や世界遺産登録を控えて、3度目の訪問では旧市街がこてこてに色塗りされていて、思わず幻滅したのを覚えています。観光で多くの人を迎え入れるためしかたないのかもしれませんが、そのために失われる何かに思いをはせてしまうのが私の悪い癖かもしれません。(ちなみに再建なった首里城自体は世界遺産の対象ではありません)

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