狭い空間で何を思う

尿を持ってトイレに立てこもるとは迷惑な話ではありますが、中国はわが国の人口の10数倍あって、突拍子のないことを考える人もいますね。2人は旅券を持ってなかったそうですが、この話で思い出したのは米国の町で出前を届けた35歳の中国人配達人が姿を消した話です(朝日新聞から引用します)
「駅のそばに立つ38階建てのツインタワーの外に配達用の自転車を止めてあり、周辺で何かが起きたのは明らかだった。過去に中国人の配達人が殺された事件があり、ニューヨーク市警は捜査を始めた。扉を壊された住人もいたというから、入念な捜索だったようだ。彼が見つかったのは80時間後。3階と4階の間のエレベーターの中だった。ビルの警備員は「警報ボタンが鳴るのに、なぜ押さなかったのか」といぶかる。配達人は助けを求めて叫んだというが、英語はほとんどできなかったらしい。報道によれば、救出後、彼は再び姿を消した。(中略)彼は不法滞在者。当局が取り締まりを強めても、街の生活を底辺で支える彼らは、50万人にも膨れている。見つけてほしいけど、見つかりたくない。狭い箱の中の心境は、想像に難くない」

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