やっと観た

非誠勿擾、やっと観ました。観た人はよくご存知でしょうが、インターネットで「婚活」を始めた葛優扮する主人公秦奮が、さまざまな女性と会い、梁笑笑と知り合う。梁笑笑はそれまでの不倫を清算するため、秦奮と道東(北海道)に旅立ち、やがて心を通わせていくという、軽妙なやりとりが持ち味のラブコメです。能取岬など北海道の風景も広角で美しく撮影されていて(能取岬の灯台は着色されていたようですが)やっぱり中国大陸の監督の撮り方なんだなあと思ったり、前半の舞台は北京や杭州、海南なのですが、明の十三陵(見合いの相手はお墓のセールスだった。冷やかしお断りといいつつそんな相手ばっかり出てきます)なども個人的には懐かしい場所でした。葛優には同性愛者のイメージがあったので(映画「覇王別姫」でのイメージなので古いですね。ファンの方すみません)、婚活でゲイとであったシーンはなんだか可笑しくて可笑しくて、と勝手にツボに嵌ったりしていましたが、どこか「男はつらいよ」を想起させる正月映画のような楽しめる映画でした。
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