映画

最愛の子(親愛的)

土曜日に観てきました。実話を基にした社会派映画であると同時に、人間もよく描かれている力作だと思いました。 http://homepage3.nifty.com/kamakurakoka/ 中国ビザ 航空券 港華

山の音

川端康成の原作は読んだことはありますが映画は初めて。映画も名作でしたhttp://homepage3.nifty.com/kamakurakoka/ 中国ビザ 航空券 港華

東京物語

映画館でもDVDでも何度か観ていますが昨晩、「晩春」と2本観ました。若い時に観たときはやや平板に感じられた台詞の1つ1つが今回は心に沁みわたるようでした。初見の80年代でさえ鎌倉や茅ヶ崎の風景が昔くさく感じられたものですが、主演の原節子さんの…

妻への旅路

週末に観てきました。(リンク先は音が出ます) 映画の背景や主題は張監督が繰り返し撮ってきた文革の時代からその後・・となりますが、艱難辛苦を経てたどり着いた夫婦の心の平静(片方は記憶が欠落して入るのだけど)が描かれた味わい深い映画だと感じまし…

薄氷の殺人

久々に中国映画を観ました。上質でシュールな映画です。地方都市で起こったバラバラ殺人事件を契機に、元刑事が謎めいた色気をかもしだつ未亡人にひかれていく・・映画「第3の男」を連想させる暗く冷えた映像にひきこまれました。 http://homepage3.nifty.c…

浮城

香港。水上生活者の養父母に育てられた中英混血の主人公が貧困や差別に苦悩しながら東インド会社幹部になるまでを描いた。心に染み入る佳作でした。郭富城も渋くなりましたね。 http://homepage3.nifty.com/kamakurakoka/

祖谷物語

木曜日に観ました。山あいでの自給自足生活はあこがれはありますが、町育ちの私には現実にはハードルが高いかもしれません。若いときに移住するとか、または他に選択の余地がなければ良いとも思うのですが、家族とか、仕事のからみなど考えると私にはいまこ…

罪の手ざわり

久しぶりに中国映画を観ました。追い詰められて犯罪に暴発してしまう人々を軸に描いています。いい映画ですが、英雄化しようとしたのか精神性を描こうとしたのか、ややどちらつかずという印象はありました。おそらく監督の意図は後者だったのだと思われます…

さよなら渓谷

一見ありえない、リアリティがあるようでない設定なのに、人としてどこか身に覚えのある部分を感じてしまうのはなぜでしょう。 http://homepage3.nifty.com/kamakurakoka/

小さいおうち

心に染み入る佳作でした。リアリティを求める人には不向きかもしれません(吉岡君がちょっと・・・)が、山田監督自身の政治的な主張を昭和初期へのノスタルジーに包んでなおかつ飽きさせない展開。役者の所作も美しい、いい映画だと思いました。 http://hom…

先祖になる

鎌倉で上映会が開かれたので観に行ってきました。津波で息子を亡くした陸前高田の佐藤直志さん(77歳)が家を建て直すまでのドキュメンタリー。上映後、監督の池谷薫(「延安の娘」の監督さんです)さんがあいさつの言葉でおっしゃっていた通り、震災がなけれ…

さらば復讐の狼たちよ

どうも私とは相性のわるい映画でした。 http://homepage3.nifty.com/kamakurakoka/

ある海辺の詩人

イタリアの小さい漁師町を舞台に、出稼ぎの中国人女性とイタリア移民男性の詩を通じた交流と儚い別れを描いた秀作、と書いてしまうとそれまでですが、人の心の豊かさや複雑さを感じるいい映画でした。漁師町の美しさも印象的です

最初の人間

カミュ未完の遺作となる「最初の人間」の映画化。 主人公はアルジェリア出身のフランス人作家。1960年、アルジェリアがフランスからの独立運動にゆれる中、アルジェリア大学での講演のため帰郷します。そして、いまはひとりで生活する老いた母を訪ねみずから…

桃姐・桃さんのしあわせ(A Simple Life)

60年お手伝いさんを続けてきた桃姐。当初空気のように桃姐さんに接していた、アンディラウふんする雇い主の息子ロジャーが、桃姐の老いと病気に直面してから、彼女を思いやるようになっていくさまがよく描かれています。桃さんは病気になってから養老院に自…

カルメン故郷に帰る

「カルメン故郷に帰る」(デジタルリマスター版)をBSで観ました。基本は喜劇なんだけど、しみじみと心に染み入る・・・・そんな、いい映画でした。牧場(「まきば」と読みたい)と浅間山の雄大な風景と、広々となだらかな草原でストリップショーの練習を…

映画『51(ウーイー) 世界で一番小さく生まれたパンダ』

公式サイト 明日から公開だそうです。ぜひ観たいです

運命の子

趙氏孤児(邦題:運命の子)観ました。前半の迫力と後半の復讐。重厚な映画でした。難を言えば後半の復讐への展開や子供の心境の変化が分かりにくい感じですが、2時間ではしかたないかも。日本で言えば忠臣蔵みたいな話ですが、中国では誰でも知っている話…

『独身男』 Single Man / 光棍児

河北省の山あいの村を舞台に、数人の年老いた独身男の日常をドキュメンタリーぽく描いた映画。北京電影学院を卒業した郝杰(ハオ ジエ)監督デビュー作。なかなかおおらかでユーモラス。農村の惨状を当初予想していましたが、いい意味で裏切られました。どこ…

ちづる

「ちづる」は、立教大学の赤粼正和さんが卒業制作で監督したドキュメンタリー映画。自閉症と知的障がいをもつ赤粼さんの妹の千鶴さんとその母を、1年にわたって撮り続けてきた家族の物語です。指導は「延安の娘」の池谷薫さんで、映画の配給、公開は現役の立…

僕たちのバイシクル・ロード〜7大陸900日〜

自転車で七大陸をはしる英国の若者の話。 中国にも行くのですが泉(QUAN)を彼等の母語通りの発音(クアン)をしているので全然通じない。 北京でわざわざママチャリを購入しているけど、普通にMTB売ってるのに。 などと結構無知で下調べも何もしていない彼ら…

「中国娘」(中国姑娘)

ロカルノ映画祭金豹賞受賞作品(ゴダールの「中国娘」とは異なります)。 李梅は小さな町から重慶に働きに出る。工場では首になってヤクザの女になりヤクザが死ぬと残されたお金でロンドンへ。旅行中に逃げ出して現地のイギリス人の老人と結婚。でもその生活…

転山

台湾の青年が兄の遺志を継ぐべく自転車でチベットのラサに向う話です。 麗江からチベットに向う、美しい風景がとても印象に残りました。まずは本当に麗江からラサまでの自転車行脚ロケを敢行した主人公、監督など皆さんに敬意を表したいと思います。杜監督は…

秋之白華

瞿秋白の生涯を描いた作品。もちろん革命家としても描かれていますが、妻楊之華との恋愛模様に重点が置かれていて、人間、夫婦としての理想や苦悩を描いた点が特徴的でした。流血や処刑場面も残酷さを抑え、落ち着いたいい映画です。「多余的話」を原文等で…

ヒマラヤ運命の山

観てきました(公式サイト)。有名な登山家メスナーの話です。雪山シーン、迫力でした。

シャンハイ

なかなか楽しめました。事実上の主役?鞏俐は貫録さえ感じました。

炭鉱に生きる

先般、世界記憶遺産に登録された山本作兵衛氏の炭坑画を核に、明治から昭和の炭鉱の人たちの生活を描いたドキュメンタリーを東中野ポレポレにて鑑賞。 郷里の近代をしっかり記憶したいとも思いました ちなみに中国では納西族のトンパ文字が日本に先んじて記…

サンザシの樹の下で

中国国内でベストセラーとなった小説を元に、文革を背景に若い男女の純愛を描いた、ピュアだけれどもとても切ない映画でした。きのう紹介した海洋天堂とともに心に沁みる内容です。張芸謀監督作品公式サイト http://homepage3.nifty.com/kamakurakoka/

海洋天堂

李連杰(ジェット・リー)主演の『海洋天堂』は自閉症の息子とその父親との情愛を描いた良質な映画でした!父親は末期がん。自分亡きあと天涯孤独になってしまう息子を思う父の情愛と苦悩。残された日々でできることをしようとする、父の「真乖」という褒め…

嗚呼満蒙開拓団

以前書いたかもしれませんが、同じ羽田澄子監督による敗戦で置き去りにされた満州移民体験者へのインタビューを軸にしたドキュメンタリーも以前見ました。 満州(現中国東北)へ行けばお米もたくさん食べられると、役場に勧誘され満州へ。しかし、すぐに敗戦…