2004年(東京のNさんから 先月のNさんとは別な方です)

10月29日から11月2日まで上海・北京とマイレージの無料航空券を使って旅行して来ました。実は、そのチケットは1年近く前に発券したのだが使う機会を失いオープンチケットに変更していて、もうすぐ期限切れになるので慌てて秋の中国を楽しんできた次第です。10月29日、5時半に起床し前日は夜11時まで会社で残業だったので眠い目をこすり成田空港に向かう。私は席を予約する場合は窓側にしています。中国便については窓からの眺めはAの席が好きです。そして、今回もAの席で翼にかからない場所という事で事前に座席予約しました。機は定刻に離陸し、予定どおりお昼ごろ上海浦東空港に着き、空港からリニアモーターカー(磁浮列車)に乗る。料金は50元。上海でリニアモーターカーに乗るのは2回目ですが、今回は先頭車両で運転席がのぞけるので運転席の様子をガラス越しに見ると、あらあら運転席の人たち(3人)ずーとおしゃべりに夢中で前方注視なんてしていない。噂には聞いていたけど、やっぱりだったと思う。運転は自動制御だろうし400キロで走行するので何かあっても急停車は出来ないでしょうが若干心配な光景ですね。でも無人走行だと思えば、運転席に人がいても関係ないか? 地上の乗り物で時速400キロはやっぱり早いです。隣接する高速道路を走行の自動車があっという間に後方に消えていく。速度を落として新幹線並みの200キロになったら、とってもゆっくり走っている感覚。上海浦東空港から龍陽路までの約8分の短い時間ですが、日本では体験できない楽しい時間です。時間のある方は龍陽路にリニアの博物館がある(乗車券を見せれば無料)ので、ちょっと見学して行ってはいかがでしょう。龍陽路からは地下鉄に乗り継ぎ市内へ向かいました。夜は新天地で中国人の知人と夕食。初めて入った店で日本食を食べたのですが、おいしかったけど中国では結構な値段の店でした。あー、もう少し安い店に行くのだったと後悔。
次の日はモーニングコールで朝7時に起きて虹橋空港に向かう。朝食で虹橋空港マクドナルドで朝食セットを食べて、9時発の東方航空の便で北京へ向かう。北京首都空港から市内へのバス(16元)に乗り、ちょうど昼時なので朝陽門でバスを降りて吉野家の牛丼セットを食べる。忘れかけていた懐かしい吉野家の牛丼の味に感激し、今回の中国旅行では2回牛丼を食べました。31日は郊外のい和園にいきました。日曜日だったので地元の行楽客が多く、市内からのバスはすし詰めの満員でした。まず、い和園で乾隆帝が買い物ごっこを楽しんだという蘇州街を見学し、その後、昆明湖に抜けて広い園内を散策しました。広大な?和園は数時間では回りきれず、昆明湖では秋を楽しむ人たちをベンチに座り眺めていました。市内にはバスを乗り継いで戻るとすっかり夜になっており、韓国焼肉店での夕食。お腹いっぱい食べて100元ちょっと、とっても美味しかったです。中国に来ると食べすぎで太ってしまいそうです。
翌11月1日は、郊外(小湯山)にある航空博物館に向かいました。市内からバスで1時間半程度でしょうか。ここには巨大な防空壕(?)の中に第2時世界大戦当時の古い飛行機が展示してあり、飛行機好きな私にとって時間をつぶす格好の場所です。平日の月曜日だったので観光客は殆どいないので広い敷地は貸しきり状態。晩秋で寒いと思ってダウンジャケット姿で中国に来たのですが、まだそこまでの衣服は必要なく、歩き回ると汗をかきました。10月の北京は晩秋の頃で、まださほど寒くもなくとても過ごしやすい季節で秋の澄み切った空が歓迎してくれました。
日本に帰る11月2日が来ました。5時半のモーニングコールで目を覚まし、6時にはホテルをチェックアウト。今回はケチケチ旅行だったので、市内の途中まではバス、その後空港までタクシーへ向かいました。まだ夜が明けていない早朝のバスの中は仕事に向かう中国人たちで満員になってきました。
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