中国の航空会社簡単歴史メモ

航空関係を管轄する役所は日本では国土交通省(の航空局)。中国では中国民用航空局(略して民航)
1949年11月人民革命軍事委員会の下に中国民用航空局が設置されました。民航が飛行機を所有して飛ばしていましたが、文革後の『企業化せよ』トウ小平指示で、軍の管理を受けない国務院直属に。行政機能と経営が正式に分離され、中国民航はCAACとして独占企業となりました。航空会社コードはCA(AIR CHINA)。
北京、上海、広州、成都西安瀋陽の6区域に分けて管理局を置き、航空会社も分離していきます(87年ごろ)
北京管理局 中国国際航空 CA (北京首都国際空港
上海管理局 中国東方航空 MU (上海虹橋国際空港)
広州管理局 中国南方航空 CZ (広州白雲国際空港)
成都管理局 中国西南航空 SZ (成都双流国際空港)
西安管理局 中国西北航空 WH (西安咸陽国際空港)
瀋陽管理局 中国北方航空 CJ (瀋陽桃仙国際空港)
北京管理局が、中国国際航空としてCAのコードを引き継いたものの、独占企業から1つの航空会社となりました。
2002年には西南航空(SZ)は東方航空(MU)に、中国北方航空(CJ)は中国南方航空(CZ)に、そして中国西南航空(SZ)が国際航空(CA)に併合、合計3社となりました。
上海航空は中国で初めて民航起源でない会社として1985年に誕生(2010年2月 東方航空の子会社に)。ほかにも、茨城便で日本でも知られる春秋航空などの民間航空会社も増えました。
http://homepage3.nifty.com/kamakurakoka/