「ジャスミンの花開く」上映

現代中国映画上映会です。次回の定期上映会は、5月28日(土)に、3世代にわたる女の生き方を描いた大河ドラマジャスミンの花開く》を上映します。本作は、カメラマンとして有名な侯咏の初監督作で、中国を代表する女優となった章子怡に加え、陳冲、姜文、陸毅、劉菀といった大御所が脇を固めるという豪華なキャストを起用した力作です。上映会場は文京シビックセンターの2階にあるシビックホール(小ホール)です。皆様のご来場をお待ち申し上げております。
●上映作品:劇映画《ジャスミンの花開く》2003年 中国電影集團公司・世紀英雄電影投資有限公司など出品 原題◎茉莉花開(Jasmine Women)原作◎蘇童(スー・トン)『婦女生活』監督◎侯咏(ホウ・ヨン)主演◎章子怡(ヂャン・ヅーイー)、陳冲(ジョアン・チェン) 姜文(ヂァン・ウェン)、陸毅(ルー・イー)劉菀(リゥ・イェ)、林棟甫(リン・ドンフー)盖麗麗(ガイ・リーリー)、黄達亮(ホァン・ダーリャン)陳蒅媚(チェン・チーメイ)、奚美娟(シー・メイヂュェン)
●上映日時:5月28日(土) 午後6:55上映開始(開場は6:35)
●上映会場:文京シビックホール(小ホール) (文京区役所がある文京シビックセンター2F)東京メトロ丸ノ内線南北線 後楽園駅 直結都営地下鉄三田線大江戸線 春日駅 直結
●会 場 費:1200円(会員)、1600円(非会員)
●入 会 金:600円(一般会員、同時入会可、有効期間1年)
1930年代の上海。スターを夢見る18歳の茉(モー)は映画会社の社長に抜擢されスターの道を歩き始めたかに見えたが、その子供を身ごもってしまった。折しも日本の中国侵略で混乱し、中絶を拒否した彼女の前から社長は消えた。残された茉は莉(リー)を生み、1人で育てあげた。1950年代は政治の時代だった。若く美しい莉は労働者の青年、鄒杰(ツォウ・ヂェ)に惚れ、強引に結婚したがなかなか子供ができない。杰は養女をもらい花(ホァ)と名付けた。成長し可愛くなってきた花の姿に、夫と花がただならぬ関係にあると思い込んだ莉は精神を病み、ついにレールの下に消えた。1980年代の中国は改革開放に突入していた。メガネが似合う魅力的な女性になった花は、地方大学に進んだ杜(トゥ)と強引に結婚するが遠距離夫婦生活。花は杜の子供を身ごもっていたが、夫は帰ってこない。そして…。
1930年代の祖母(茉)、1950年代の母親(莉)、1980年代の孫(花)の3世代にわたる女の生き方を時代と共に描いた大河ドラマである。《初恋のきた道》や《至福のとき》《HERO》など数々の作品でカメラマンとして活躍する侯咏が満を持して世に送り出した初監督作である。茉・莉・花のそれぞれの娘時代を章子怡が演じ、莉の祖母(茉の母親)と茉の老年時代を陳冲が演じている。スチール写真
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