秋之白華

瞿秋白の生涯を描いた作品。もちろん革命家としても描かれていますが、妻楊之華との恋愛模様に重点が置かれていて、人間、夫婦としての理想や苦悩を描いた点が特徴的でした。流血や処刑場面も残酷さを抑え、落ち着いたいい映画です。「多余的話」を原文等で読んだことはありませんが、文人的な革命家という先入観はある意味映画でも踏襲されていた感じです。瞿秋白を演じた竇驍はこの前「山楂樹之恋」で観たばかり。ストイックな役が似合うようですね。どう書いても革命映画のように思われてしまうかもしれませんが、秋白の書斎や之華の衣装などの美しい映像が印象に残る、いい作品だと思います
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