北朝鮮

北朝鮮には私は行ったことがありません。北京からツアーに参加することができた時期もありますが、私の最初の職歴が問題になりそうで同行者に迷惑をかけたくもなく、行くのはやめました。
むかし、学生あるいは卒業したころ、いわゆるマスコミ志望者の友人たちと、いつ体制崩壊するのか、金主席(注:今回死亡した金正日の父)のこぶのナゾ、など北にまつわる話題を語り合ったのを思い出します。韓国もまだ民主化を達成してなくて催涙ガスと機動隊の映像ばかりが流れていた頃です。中国は改革開放の緒についたばかり。当時は北朝鮮も今ほど鬼っこ扱いされていなかったのですが、国外に情報がでなかったため、謎が謎を呼んで、アナクロな連中でずいぶんと盛り上がりました。
だいぶ昔の学生の時のやりとりを時々懐かしく思い出します。
その後、38度線の北だけ時が止まったかのように。実際は内部では変化があるのですが、漏れ出ずるのは私たちには理解しがたいシグナルばかり。周辺の国々はどんどん変わってしまってすっかり取り残されているのがこの国の現実だと思いますが、一方で庶民が確かにそこで生活しているのも事実。世界に対しても庶民に対しても功をたてることなく逝った指導者。これから北朝鮮とどうつきあっていけばいいか、答えは容易には見出せませんが、改めて考えていかなくてはなりません。
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