天津地下トンネル 天津駅と天津西駅を結ぶ

6月12日、天津市の地下を通った長さ5000mのトンネルが、初めて京滬(北京ー上海)、津秦(天津−秦皇島)の二大高速鉄道と結ばれ、中国東北、華北、華東地区の高速鉄道網の完備に大きな役割を果たしています。

この地下トンネルは、交通中枢の天津駅と天津西駅を結んでいます。天津西駅は、京滬高速鉄道の出発駅のひとつで、天津駅京滬高速鉄道、津秦旅客輸送専用線の出発駅です。この2つの駅は共に天津市の中心地帯に位置し、両者の間は僅か数キロメートル離れています。

上海から高速鉄道を利用して東北地方に行くには、多くの場合、天津西駅で下車後、天津駅に行き、他の列車に乗り換えなければなりませんでした。天津地下直径線の連絡トンネルの開通により、来年開通予定の津秦旅客輸送専用線と一緒に利用すれば、上海方面から東北方面へ走る高速鉄道の開通条件は、更に備えられるようになります。

これは中国国内直径最大の鉄道シールドトンネルで、単筒複線方式で建設され、列車は双方向に走ることができます。工事用のシールドマシンは直径11.97m、重さ1600トンです。このシールドマシンは李叔同旧居、金剛橋、南運河、引入津記念碑、永樂橋観覧車など18か所の地下を通っていました。
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情報提供:Ara China

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