ゴールデンウィーク中の上海ー杭州ー蘇州ー上海旅行日記

5月1日(2005年)
蘇州行きのバスチケットを購入しに行った後、妻のリクエストで再度西湖へ行
く。
中国のゴールデンウィークの初日との事も有り、かなりの人手。散歩の途中で休
もうにも空いているベンチが無し。やっと見つけて座ったかと思ったら小雨が
降って来る。それでも傘を差して風景を楽しんだ後、預けてある荷物を引き取る
為にホテルまで戻り、その後杭州バスターミナルへ行く。人・人・人の山としか
言えない。さすが中国じゃー。蘇州のバスターミナルへ着くなり、妻の目は再び
明日のツアー情報へ。ところがホテルの名前を告げると「あそこは遠いから、迎
えには行けない」との事。確かに来る途中のバスの中で見た地図では私達の予約
したホテルは蘇州の街から南に42km程離れた「東山」という地区に有り。
キャンセルして他のホテルを予約しようかと思い妻が電話すると「今日キャンセ
ルした場合は、一泊分の料金を払ってもらう」との事。どうやって請求する積も
りだろうかとも思いながら、仕方無く路線バスにのりホテルまで行くが、何と
1時間半も掛かってしまった。途中、一体どんな所に連れて行かれるんだろうか
と不安にもなるが、着いた場所はホントの田舎でタクシーもタイのトゥクトゥク
風の物ばかり。ところがこのトゥクトゥクに乗って着いたホテルは正にリゾート
ホテルそのもの。誰も泊まってないんじゃないかと思った事が恥ずかしい程。
でもダブルサイズのベッドルームは無いとの事。仕方無くこの日は2つのシング
ルベッドをくっつけて寝ました。夕食は時間が遅かった事も有ってかホテルの周
りにはタクシーも無し。かと言って暗闇の中を歩いて行くのも嫌なので、仕方無
くホテル内のレストランで食べる事に。途中、カラオケが有ったのでうっかり昔
の習慣で「こんな場所じゃ、小姐も居ないよねー」と口を滑らしたら妻が即刻
「え?」と聞き返して来たのを誤魔化すのは大変でした。

5月2日
昨日のトゥクトゥクに乗り東山地区の観光に出掛ける。運転手の説明に依れば
東山地区は上海・蘇州の避暑地としても有名で、一年間の間に48種類もの果物
が採れるとの事。但し残念な事にこの時期に実る果物は無く、あちこちで売って
いる琵琶は他の地域から運んできた物とのこと。私達のトゥクトゥクを追い越し
ていく車を横目に見ながら運転手は会話を楽しみながらの様に運転する。第一の
観光地はなにやら寺院の跡地?高台に有った為、眺めは良かったがこれで2人・
15元はちと高すぎる。その後、有名な16羅漢像と彫花大楼・有名な方の住居
等(済みませんが、拝観券は既に東京入管へ追加資料で送ってしまったし、持参
した旅行ガイドは市の図書館の物で既に返却済みなので、固有名詞は不明です)
を拝観する途中、農家が経営するレストランで食べた白魚・白海老空豆の炒め
物・白米(全て東山の特産品)は全部で120元。少し高いながらも非常に美味
だった。午後一時半位に宿泊していた東山賓館に戻り、ホテル敷地内の有名観光
地も散策する。その後預けていた荷物をピックアップし、例のトゥクトゥクでバ
ス停まで送ってもらう。昨日の約束では半日60元だったが、時間が長かったと
トゥクトゥクの運転手がごねるのを5元だけ追加して納得させようとする妻の手
腕は流石だが、結局合計で70元支払う。二人で8元払い、2時間掛けて蘇州の
街まで路線バスで戻る。ところが、黄金周2日目との事も有り、市内は大渋滞で
乗っているバスにもどんどん人が乗ってくるし、反対車線のバス停を見るとバス
に乗れない人が溢れているのが見える。中国の人口、正に恐るべし!今日のホテ
ルは昨日とはうって変わり市内のど真ん中。ホテル近くの人は多いが余り美味し
くない小吃店で夕食を済ませた後、部屋に戻るが対面のCD屋の音楽がうるさく
て眠ることが出来ない。爆弾でも投げてやろうかと思うが、生憎持ち合わせ無
し。(笑)結局、この日音楽が止んだのは午前一時だった。(つづき)
(2005年メルマガに掲載したものです)
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