九寨溝・黄龍」情報編 1 

成都で現地ツアーに入って、九寨溝黄龍を訪れる場合)

ツアーに入るメリットは、個人旅行より(団体割引がきく分)安上がりであ
る、全てお任せで効率よく見学できる、の2点である。
デメリットは、団体行動、のんびりできない、など。
成都のほとんど全てのホテル・旅行会社で九寨溝黄龍ツアーを扱っている。
しかもよほど運が悪くない限り自分の出発したい日に出発できる。
しかし、五一(メーデー)休暇・国慶節の繁忙期にツアーが満員になる
九寨溝は、1日の入場者を1万2千人に制限している)、冬季の閑散期に
旅客が集らない、などで思い通り出発できないこともあるかもしれない。
どこで頼んでもツアーの内容はほぼ同一で、3泊4日(1日目バス移動・九寨
溝泊、2日目九寨溝見学・九寨溝泊、3日目バス移動・黄龍見学・松潘泊、4
日目バス移動)だ。入場料・食費全て込みで、1000元前後が定価である。
繁忙期は20%程度高くなり、通常期・閑散期は30〜40%割引がある。
中国人旅客と行動を共にし、ガイドも中国語で説明する。ホテルでは2人部屋
利用なので、2人単位で参加すると見知らぬ人と相部屋になることはない。
食事は大卓を囲むことになる。忙しい日程になるが、4日間で効率よく景勝
ポイントを廻れるので短期旅行の人にはお勧めである。

成都からローカル・バスに乗って、九寨溝黄龍を訪れる場合)

九寨溝への直行バスは、新南門バスターミナルから毎朝1便。
切符は3日前から買える。
 九寨溝風景区外のホテルは供給過剰状態で繁忙期以外は大幅に値引きがある。
旅社から星級ホテルまで各種あり、宿泊料金は繁忙期以外は街の同程度の
ホテルと同じくらい。
 九寨溝風景区内の宿は、寨(集落の意味)にある。旅行者に便利なのは則査
寨と樹正寨で、前者はバスの乗換駅として便利。
お勧めは後者で、朝夕に樹正群海・樹正瀑布の景色を楽しめる。
施設は旅社程度であまり良くないが料金も安い。食事もとれる。
シャワーは基本的にあきらめたほうがよい。
なお、公式には風景区の中に旅行者が宿泊するのは認められていない。
黙認状態なのでいつ泊まれなくなるかは分からない。宿泊する人はあくまで
自己責任で泊まるということを忘れないように。
何か問題が起こっても、泊めた宿主が悪いのではなく、
泊まった側が悪いのだ。              (情報編つづく)

2002年のメルマガに掲載したものです
http://homepage3.nifty.com/kamakurakoka/