ゴールデンウィーク中の上海ー杭州ー蘇州ー上海旅行日記

5月4日
蘇州南駅発9時20分の上海行きのバスに乗る。一人33元。上海バスターミナ
ル到着後、荷物を持ったまま玉仏寺へ路線バスで行く。私が地図を見て降りよう
と言ったにも拘わらず妻が現地人の言う「次のバス停」を信じた為に一駅戻る事
となる。今回の旅行で初めて解った事だが、妻、余り方向感覚無し。金ぴかの仏
様を見た後、更に一人10元を払って白い玉石(?)で作った仏様を拝観する。
写真は駄目との事だったが、フラッシュを使わずにこっそり写すが焦っていた為
か、2枚ともピンぼけ。ちぇっ。お寺の売店で切り絵を西洋人が一枚45元で購
入していた。余程「クレイジープライス」と言ってやろうかとも思うが、売店
親父に「邪魔するな」とでも言われそうなので止めておく。但し、この後に再度
行った豫園外の売店では同じ物が15元で売られておりました。
ホテルに戻りチェックインした後、先日の杭州行きのチケットでぼられた件をフ
ロントに居たマネージャーに話し、一緒に旅行代理店まで行くが一人20元は手
数料と言い張られる。「後で必ずクレームするからな」と言い残して部屋へ行く
と5分も経たないうちに先ほどのマネージャーがやって来て30元返してくれ
る。
日本人の常識から言えば公共の交通機関のチケットを買うのに、何で額面以上の
金額を支払う必要が有るのかとも思うが、一人5元の手数料なら、ま、いっか。
バス停に行く途中、何故か前方から歩いて来る人の多くが包子を食べているのに
気付く。妻共々お腹の空いていた私達は、きっとこの先に美味しい饅頭屋が有る
んだろうと話しながら歩いていくと案の定。一個0.7元で買った肉まん・野菜ま
んはかなりの美味だった。豫園外の市場はやはり凄い混雑。じゃー、中もそうか
というとこれが、さにあらず。結構普通に拝観して写真もツーショットで撮れる
余裕。じゃ、外に居る殆どの人は買い物目当て?妻の従兄弟が近々結婚するとの
事でお祝いに豫園近くの古道具屋で花瓶を購入する。その後、路線バスで和平飯
店まで翌日朝の空港行きのバスチケットを買いに行こうと思いバス停を探しなが
ら歩くと気付いた時は既に南京東路のバス停にたどり着いていた。チケットを買
い、取り敢えずホテルに戻って荷物を置いてから上海での最後の晩餐かなーと勝
手に考えていたところ、横断歩道を渡ったところで妻が突然、「ここで待って
て」何かと思うと私の持っている荷物が重いのを気遣ってか、一人でコンビニに
行き夕食の材料・紹興酒等を買って来て呉れる。いつもながら優しい妻に再度感
激。又、妻を待つ間、バイクに大きな荷物を積んだおっちゃんがいきなり叫んだ
ので何かと思ったら、大きな荷物の袋が破れて中に入っていたフルーツの様な物
が路上に散乱したのだった。日本ならみんな、見て見ぬ振りをするだろうが、こ
こは上海といえども中国。2?3人の方が手伝って呉れ、おっちゃんがどこかか
ら拾ってきたバケツに全部入れた後、片手片足運転で現場から走り去っていくの
だった。この後ホテルに戻った私達は記念にという事で、人様には決してお見せ
出来ない霰も無い姿での写真を撮り合い、上海最後の夜は更けていったので有っ
た。
5月5日
5時起床にてシャワーを浴びてタクシーにて和平飯店まで行く。空港行きのバス
浦東空港へ到着した後、東方航空のカウンターへ行くが、大阪・東京行き等は
かなりの方が列をなしていたが、新潟行きは前に一人だけ。何となく「どうだ、
いいだろ?」っていう得意な気分(子供と一緒ですな)。パスポートチェックの
列も早朝のせいか非常に短い。ラッキーと思って並ぶが、何か忘れてる気分。あ
れこれ考えていたら、そうでした。出国カードを記入してなかったんですねー。
お腹も空いたので空港内で食事でもと思いあれこれ覗いて見るが、コーラが25
元とかラーメンが55元とかいうメニューを見ただけでおったまげてしまい、機
内食まで我慢、我慢。機内は来る時よりも更に空いていて、20人ほどの乗客し
か居なかったでは?新潟空港の税関で並んだ列の審査官は非常に厳しい。荷物
チェックされて「このロレックスの時計は偽物ですから没収致します」なーんて
言われたらどうしようかと思い、スイスイ進む隣の列に移ろうかと思うが、それ
もわざとらしいし。結局、そのままで有り難い事に難なく通過させて頂きまし
た。あー、良かった。これで今回の旅も終わり。