西塘古鎮

浙江省嘉善県に位置する西塘古鎮は大変小さく、面積は僅か2平方キロメートルです。伝説によると、春秋時代伍子胥が水利工事を行うために建設した伍子塘の水が、境内の川に直接流れ込んでいたので、「胥塘」とも呼ばれていました。唐と宋の時代には、豪族達がここに家を建て、生活を始め、それが村になり、元と明の時代になり規模のある鎮となりました。鎮を設立してから僅か600年間ですが、明清時代の古い建築は完璧に保存されており、「生活が息づいている千年古鎮」と賞賛されています。

明清時代、西塘の町は運河沿いに建てられ、民家も水に面して築かれ、現在の「橋が多く、道が多く、廊下と棚が多い」特色を形成しました。西塘には104本の橋、122本の横街があります。橋は古くて素朴で、千年流れる水とオールが出している美しいリズムに、耳を傾けることができます。見事な横街は静寂で、両側の建物の変遷と出来事を掲載しています。静かに立っている千年廊下と棚は、幾つもの時代の人々の、厳しい日差しと風雨を遮ってくれました。ほかに、西塘の埠頭、柱、ドア、窓及び煉瓦のいずれも、千年を物語っています。

西塘の西街にボタン博物館があります。敷地面積が350?に満たない所で目立たない建物ですが、ボタンに関する素晴らしい物語があります。

現在の西塘中国ボタン博物館は、1927年の西塘商人薛幼民の旧居に位置し、二階建ての中には、原始社会の「帯」から現代社会の「プラスチックボタン」、「有機ボタン」「樹脂ボタン」まで、約1万枚のボタンが展示されています。ボタン博物館に入ると、ボタンの海に入り、なかったボタンが存在するような感じになり、複雑から簡単、粗末から精巧などのボタンの発展過程を、身を持って体験することができます。

普通のボタンにさえ、西塘人の勤勉と知恵が見られます。ボタンだけでなく、西塘の随所に祖先が残してくれた貴重な財産が隠されています。西塘は、きれいに装飾されたレンガと壁、悠々たるオールの音だけでなく、更に「息づいている千年古鎮」の至る所の隠れた物語と人情は、人々を魅力し続けています。

情報提供 Ara china

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