センベンさんの平日編

その日の仕事量にもよるが、早い日で6時半、遅いと10時ころまで
会社にいる。
空腹と疲労に負けそうなときは、データをFDに落として連れて帰り、
自宅のパソコンで作業を続けるときも時々ある。

また、帰りは、運動もかねて出来るだけ徒歩で帰ることを心がけている。
寒くなったらとても歩けないが、3月から10月中は、30分ほどの散歩は、
適度な運動になるので、CD屋やブティックを覗いたりしながら、ぶらぶらと
のんびり帰る。
急いで帰ったところで、どうせ一人なので、急いで帰る理由がないのだ。

一人だとファーストフード以外の店で外食はしづらいので、
夕食は、ファーストフードか、簡単に済ませる事が多い。
肉まんや、ナンにスパイシーな羊肉を挟んだサンドイッチみたいなもの、
肉餅と呼ばれる平たい肉まんを焼いたようなようなものなど、
すぐに食べれるものを買って帰る事が多い。
もしくは麺類など、自炊というのも恥ずかしい程度の調理しかしない。
上海にはローソンがあって、おでんやおにぎり、お弁当などが売ってるから
一人暮らしの強い味方だが、北京では、そうはいかないのだ。

夜はメールやインターネットをしたり、テレビを見たりして、過ごすことが多い。
そのほか、VCDで映画や日本や韓国の連続ドラマを見たりもする。
平日の夜から映画鑑賞なんて優雅に聞こえるが、他に「することがない」のだ。

私は一時、韓国の連ドラにはまって、3作ほど、立て続けに見た。
韓国のドラマは、1作がすごく長い。
短いもので18話、長いもので36話と、かなりの大作なのだ。
そして、話が行き詰ると登場人物がガンガンと亡くなっていく。
3本見た内の2本が、ラストで重要人物がダンプにひかれて死んでしまい、
恋人が後追いで入水自殺する・・・といった内容で、もう1本は、主人公が
白血病で亡くなって、失意の恋人が一人で街を歩いているところを、
ダンプにひかれて死んでしまう、という結末であった。
なぜか3本とも、交通事故=ダンプなのである。
韓国では普段、街中を、ダンプがガンガンと飛ばしているのだろうか・・・
ストーリーが不自然じゃんっ、どれもワンパターンじゃん、とか思いながらも、
ついつい、ハマって見てしまうのが、韓国ドラマである。
イヴの全て・・・という韓国で大ヒットしたドラマを日本でも放送するといった
ニュースを先ごろネットで見かけた。
これこそが、私が韓国ドラマに傾倒した、きっかけとなったドラマである。
ストーリーの展開が、かなり無茶で、おーいっっと思いながらも、なぜか、
見ずにはいられない、そんなドラマだったので機会があったらぜひ見て欲しい。

それ以外には、大体週2回の割合で、毎回30分から一時間を目安に、
日本にいる彼氏に電話をかけている。
中国の国際電話については長くなるので、また回を改めることにしよう。

そして、夜は大体1時ころ就寝。
どうせ大した用がないのだから、もっと早く寝れば良いのだが、
長年身に染み付いたヨタカの習性は、そうそう改まらないようだ。

こうやって、私の平日は終わっていくのである。
                        (平日編おわり)

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