北京2002

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センベンさんの連載。北京生活編は区切りをつけました。今後は北京2002 留学回想編に引き継がれます。2002というのは2002年ということで、今の時点で14年前の話です。留学回想編は2000年前後です。 中国ビザ 航空券 港華

隣人 編

そして、お隣からは時々すごい親子喧嘩や夫婦喧嘩が聞こえてくる。 この前は土曜日の午後には、お皿が割れる音がしていた。 その直後、ママの悲鳴が聞こえたので、すわっ、事件か、と思ったら、 どうやら息子が篭城したらしく、パパとママが、入り口のドアを…

隣人編

さて、だいぶ脱線したが、隣人の話に戻ろう。 私の住んでいた部屋は、大家さんがドイツ留学帰りのレストラン経営者で、 外国人にしか貸さない、と言っていた、という話も書いたと思う。 私の前の住民は欧米人だったというので、”見るからに外国人”が住んでい…

隣人 編

私は、普通の中国人が住むマンションに住んでいるということは以前も書いた。 そして、そこに住むことが違法だということも書いたと思う。 だから、住民が公安に密告してしまうような場所だと、とても困るので、 お隣さんとのお付き合いには、とても気を使う…

ローカルスタッフ編

また、私が見る限り、中国にはアミューズメントが少ない。 だから、公園で太極拳や気功を習ったり、朝な夕なに道端で扇を持って ダンスを踊ったりしているのだと思う(これは決して偏見ではない!) 公園で何時間でも凧をあげ続け、平日も早朝から、公園で踊…

ローカルスタッフ編 

さて、会社のローカルスタッフの話に戻ろう。 私のいる会社では、新聞に人材募集の広告を出し、 面接をして、アルバイトで試用期間→採用、という仕組みである。一回、新聞に広告を出すと、かなりの数の問い合わせがくる。 中国の失業率は定かではないが(も…

ローカルスタッフ編 

さて、話がそれたが、そういった出稼ぎ組の人は、アパートで複数の友人らと 一緒に暮らし、何年か働いて、地元へと帰っていくようだ。 私の会社にいる女性スタッフも、ほとんどが他所の土地から来ているので、 みな、郊外のアパートに数人で暮らしている。 …

ローカルスタッフ編

今日はローカルスタッフについて話してみようと思うが、本題に入る前に、 中国人の出稼ぎに言及しておこう。 全然関係ないとお思いかもしれないが、ま、そういわずに・・・。北京・上海などに限らず、中国の都市部には、地方や農村部からの 出稼ぎの人が多い…

中国の車市場編

私がまだ留学生マンションに住んでいたころ、 付近の道路が2キロにわたって4車線を6車線に拡張することになった。 私の住むマンションの一部と駐車場が半分、道路になるという。その付近一帯には、一斉に張り紙が張られ、 「×月○日までに立ち退くこと」と…

中国の車市場編

私が見る限り、中国の自動車市場の前途はかなり明るいと思う。 今、自動車の普及率が低いだけに、今後、爆発的に普及していく 可能性も高いのだ。 世界中で残された”最後の自動車マーケット”と称する人もいる。そしてこの1年だけでも、北京や上海での自動車…

中国の車市場編

さて、今日はナンバープレートと駐車場についてお話しよう。なんと上海ではナンバープレートをオークションで落札するのだ。 (この制度も見直されているので、その内に廃止されるようだが) ナンバーの落札だけで日本円にして40万円近くするので、 最廉価…

中国の車市場編

(注:2002年ごろの内容です) しかし、一般的な中国人にとって、マイカーはまだまだ 非常に高価なものであり、保有率も北京・上海クラスの大都市でも 2%とか、その程度である。 以前、何かの記事で読んだのだが、中国の銀行預金の90%が 5%だか10%…

中国の車市場編

今回から中国の自動車市場についてのお話です。 (注:文中の内容は2002年当時の内容です)========= ============自分で言うのも何だが、今、私は中国でも数少ない? 中国の自動車業界の情報通になっていると思う。 もっとも自動車業界…

華人編

留学していたころ、クラスメートに華僑の子が5人いた。 私のクラスメートは偶然だが、全員がインドネシア華僑だった。 東南アジアの華僑は、大陸への留学が多いようで、 インドネシア華僑が最多で、ベトナム、マレーシア、タイと 当時、かなりの数の華僑留…

華人編

一昨年の夏、チベットへ行った。 チベットは中国人も外国人も入境許可証というものが必要で、 個人旅行が禁止されているため、 必ず、団体ツアーに参加しないといけないのである。 チベット平和開放50周年とかで、厳戒態勢が敷かれていて? 旅行にも規制が…

一時帰国編

この華僑からも”帰国すれば政府が同じ待遇を 保障するって話はホントか?”と聞かれた。 どうやら、彼らにとって、かなり気になる話題らしい。 ホントだよ、今、国を挙げてすごい熱心に呼び戻しているよ、と答えたら、 「でも、どんなに待遇が良くてもやっぱ…

一時帰国編

そこで、中国政府は考えた。 どうやったら流出してしまった知識人が帰国してくれるか、と あの手この手で、呼び戻し作戦を展開する。 そして遂に、中国に帰国すれば、今、海外で得ているのと 同じだけの待遇、もしくはそれ以上の待遇を提供する、という 条件…

一時帰国編

今度はシカゴ在住の若い「華僑」と隣り合わせです。=========一時帰国編その 8============さあ、次はアメリカに移民したシステムエンジニアの話をしよう。 労働節で帰国した際の、成田発北京行きの飛行機で 隣り合わせたのは、シカゴ…

一時帰国編

今は仕事柄、中国と日本を行ったり来たりしているようだが、 「仕事だからしょうがなく行ってる。本当は行きたくない、 中国は大っキライなんだ。中国人とは公私共に関わりたくない」 と、語気を強める。 そして、「いいか、中国人を見たら泥棒か詐欺師だと…

一時帰国編

どうやら、私のことを最初は中国人だと思ったらしいが、 私の中国語が訛っていたので、 (私に気を使ってか、”下手”とは言わなかった)、 田舎の出身か華僑だと思ったという。こんなに愛国心のない中国人に初めて出会ったというくらい、 この方は、中国と中…

一時帰国編

さて、今日は一時帰国のときに飛行機で隣り合わせた ”元中国人”で、海外に移民した人についてお話しよう。まず最初は、一昨年、ビザの手配で帰国したときに 飛行機で隣り合わせた日本に帰化した50代の男性から。ノースウエストだったが、北京−成田線のため…

一時帰国編

私は、家の電話や携帯電話で、うえーい?にーはお!と出てしまったことが 何度かある。帰国の際に、通関のとき申告書にサインを求められることがあるが、 空港職員の前でサインをしなければならない。 私の名前には、中国語で簡体字になっている文字があり、…

一時帰国編

余談だが、以前、友人が北京に出張に来たとき、 その友人に同行してきた彼の同僚の中国人と3人で食事をした。 その中国人は日本語がペラペラだったのだが、 会話の途中で、「後ろにある入り口」をあらわす適切な日本語が思い浮かばない。 中国語は後門なの…

一時帰国編

余談だが、以前、友人が北京に出張に来たとき、 その友人に同行してきた彼の同僚の中国人と3人で食事をした。 その中国人は日本語がペラペラだったのだが、 会話の途中で、「後ろにある入り口」をあらわす適切な日本語が思い浮かばない。 中国語は後門なの…

一時帰国編

そして、当たり前なのだが道行く人がみんな日本語をしゃべっているので、 最初の2、3日は、すごく気持ちが悪い。 中国では、遠ーくで聞こえる日本語に、敏感に反応してしまうのだが、 帰国当初は、耳に入ってくる日本語を全部、聞き取ろうとして反応してし…

一時帰国編

私は連休のたびに帰国しているので、この1年で既に4度、帰国した。 留学生のころは年に2回、冬休みと夏休みに1か月単位で帰国していたが、 最近は10日間程なので、分散型になった、というところだろうか。私はボスの好意で10日以上も休ませてもらっ…

休日編

電話で元ハウスメイトのA嬢に剣舞のことを話したら、 「やめときなよー、身体に悪いよ、早起きなんて・・・」と、 けだるそうにいわれる。 そう、私たちは二人揃って超のつくヨタカなので、同居時代、生活のリズムは ぴったりであった。 二人とも夜更かしは…

休日編

今年の夏、”こんな、無為な生活ではいけない”と一念発起し、知り合いの 中国人の女の子に連れられて、近所の公園に剣舞を習いにいくことにした。 土日に朝6時起床、7時から9時まで公園で、中国人の子供やお年寄りに混じって 拳法やら剣舞を学ぶのである。…

休日編  

ハウスメイトA嬢が南方へ旅立ち、一人になってから、半年あまりが 経過した。 彼女が去ってから、北京に友人らしい友人は皆無である。 そのため、週末や休日といっても、大した用事もないのだ。金曜の夜、一人でVCDなどで映画を見ながら好きなだけ夜更かしし…

しごと?の日常編

お昼休みになるとボスも加わり、「面白いのあるか?」と聞く。 「一枚買ったら、一枚くれるんだろう?」と、ジョークを飛ばし、 行商さんの笑顔を引きつらせて、彼は食事へ出ていった。「あら、ここには外国人もいるのねぇ・・・」というので、 「うん、ボス…