2002年8月13日(月)羽田ー関空ー広州ー成都

中国武術の好きな「りんむう」さんの新連載「あこがれの西藏行-旧友との再会」
今回から旅行開始です。

りんむうさんは1989年、北京の中央民族学院に留学していました。
12年の時は流れ、今回初めて憧憬のチベットへ・・・・
同学との再会は果たせるのでしょうか?

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下関からの参加のそーねい(友人)とは、例のごとく関空にて落ち合う。

そーねい(以下、そ)「ちょっと、りんむう〜!! いよいよやね〜。」
りんむう(以下、り) 「ああ〜! 緊張する〜。」
そ   「会えるやろか、みんなに・・・。」
り   「会えるといいねぇ・・・・。」
そ   「なんか色々と心配で・・・。」
り   「高山病、恐いね。」
そ   「狂犬病もね。」
そ・り 「だいじょうぶかな〜????」

飛行機は定刻通り離陸、広州へも無事、到着。
広州で初めて、今回のツアー参加者が判明する。

ここでちょっと、この旅の様々なシーンで登場することであろう、ツアー
参加者をご紹介。

《50才代と思われる、謎の熟年カップル》
その年とは思えぬ程の仲良しっぷりなのに、何故か名字が違えばホテル
の部屋も別々。
 女性の方は、必ずどこかしらに光りものが施されている服を着て、クレオ
パトラばりのアイメイクで6日間を通す。
 男性の方はというと、必ず連れの女性(おばちゃん)のスーツケースを
 持って あげたり、ポイントでは写真を撮ってあげるなど、なかなかの
 紳士っぷりにもかかわらず、その他の言動はまるで典型的な日本の
 「オジサン」。
 名古屋から参加。

《40代と思われる微笑ましい夫婦》
 まるまると太って、笑顔が可愛い、優しそ〜うなご主人と、ちょっと
 神経質そうだけど気のいい感じの奥さん
 神戸より参加

《華の23,24才、元気コンビ》
 看護婦をしている24才と、色の研究とお仕事をしている絵がとっても
 上手な23才。
 兵庫県より参加

《今回最大の謎、年齢不詳の男子》
 見た目25〜35才。旅行中、決して自らは話さず、ただただだまって観光。
 今回の旅行中で彼が心を開いたのは、絵の上手な23才の彼女、ただひとり。
 この子とだけは、笑いながら普通に会話をしているのを目撃し、一同、驚く。
 しかしその実態は新聞社お勤めのサラリーマンで、チベット行きを前に、
 「取材活動は一切いたしません。」
 という誓約書を書かされたという経歴を持つ。

そして私達を含め、総勢9名にて旅が始まった。

広州では乗り換えのみ。
夕方、成都着。
現地ガイドの偉さんに連れられ、まずは四川料理の夕食。やはり、何と
言っても麻婆豆腐がウマイ!!!
日本人向けに辛みを抑えてあるとはいえ、私好みの辛さだし、しかもただ
辛いのではなく味が濃くて深い。
また、冬瓜の入った清湯はサッパリと塩味。麻婆豆腐の濃い味付けを
スッキリとさせてくれる。

四川料理、おいしい・・・。」

ここでキンキンに冷えた中国ビールがあれば最高なのだが、何せ明日はラサ。
一杯だけでガマンする。

成都では銀河王朝飯店という、いかにも☆☆☆☆☆(五つ星)なホテル
に泊まる。

偉さん(以下、偉)
 「えっと、明日6:45の飛行機ね。」
一同
 「6:45??!! 朝の??」
偉「そ。だから5:50出発。いいね。」
クレオパトラのおばさん(以下、ク)
 「朝食は?」
偉「べんと。」

高山病になるのに、睡眠不足も大きな原因のひとつ。この日も朝7:30
羽田発の飛行機に乗る為4:00起きしていた私は、睡眠不足のまっただ中。
よってホテル内の商店をちょっとだけ見て、この日は早々とベッドに入る。

緊張と不安と期待で眠れないかも・・・、と思いつつ、5分後にはさっさと
深い眠りに入っていく私であった。

つづく ♪
                        (2日目に続きます)
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