あこがれの西藏行 旧友との再会
2004年ごろのメルマガで連載したものです。投稿主とお会いしたことは有りませんが、最初は美容師さんの紹介だったように記憶しています 中国ビザ 航空券 港華
けれどもまだガイドは来ない。 り 「ちょっと・・・。」 そ 「だいじょうぶなんかね、時間・・・。」探しに行こうかと席を立った所へガイド登場。 「みんな、食べた?おいしかった??」 全員席を立ち、出発の準備をし始めると、 「まだいいよ。ゆっくり食べ…
また追い立てられるようにバスに乗り込む。 ガ 「はい、中国のお茶、みなさん、どうでしたか?おいしかった??」 全員「おいしかったで〜す。」 おじちゃん「いっぱい飲みすぎて、腹がたぷんたぷんだよぉ。」 ガ 「水分をたくさんとるのは身体にいいね。お…
朝6:00。あの、ラサへ向けて出発した4日前と同じようにホテル 特製の「べんと」を渡され、成都空港へと向う。第一便だというのに、空港内は大きな荷物をかかえた客でごったがえし、 例の如くチェックインカンター前は黒山の人だかり。 ようやく搭乗手続…
ホテルで貰った地図を片手に、まずは街の中心広場に向って歩き出す。 り「デパートや夜市もあるみたい。」 そ「買い物とかしようやよ。」しかし、中心地へと向う道はどの商店もすでに閉門。うっすら明かりが もれている店に近づいてみれば、閉店したあとの店…
外に出るとそこはもう成都。 チベットからたった今、帰ってきた我々にしてみれば、明るいネオン、 高層ビル、たくさんの車と人。 まさに大都会である。 旅行者が用意してくれた送迎バスは、大型の空調完備・デラックスバス。 偉さんがこのまま次の添乗に行か…
ターンテーブルは1つしかない。必ずここに出てくるはずである。 到着案内の電光掲示板の表示はクルクルと変わり、あてにはならない。 出てくる荷物のタグを見ると「鄭州」と書いてある。 ラサからの荷物ではなのか??23才(の旅行者)が、AIR CARGOから荷…
飛行機は一路、成都へと向かう。 日の出と共に空港に着き、夕暮れを見ながら機上の人となるのは、時間の 経過を実感するのにもってこいのシチュエーションである。 本当なら、西蔵との別れを惜しみつつ感動のうちに彼の地を後にしたかった のだが何せ駆け込…
向かったのはその名も機場賓館。 しかし賓館とは名ばかりの、3階建ての「建物」である。 そこの1階食堂に、乗客が”いつも通り”一斉に殺到している。 チケットを見せると弁当の引き替え券を貰え、そこから今度は 厨房で 弁当を手渡される。 食堂内の席はすで…
横浜生まれのりんむうさんは1989年、北京の中央民族学院に留学し ていました。今回初めて憧憬のチベットへ。 チベット族同学「格多」とも再会でき、いよいよチベットを離れる ことに・・・・ (文中「り」 りんむうさん 「そ」 そーねいさん) 「帰りたくな…
格「えい! 来了!」 言われて窓の外を見ると、男性が二人、店の扉を開け入って来た。 そ「あーっ! 次丹! 印度!!」 (えっ? 次丹? 印度?? これがあの印度?) そーねいは二人共面識があるしお互いよく覚えてはいるが、私はという と次丹は名前はよく…
格多がまた「我men去[口那]児?」と私に聞くが、慌てて 「あ、そうだ、どこに行くって聞いたって、こいつらには分からない んだ!」 と言って、また電話の向こうと話だす。 その間にバファリンを飲み、とりあえず頭痛だけでもなんとかしよう と試みる。 電…
格多がまた「我men去[口那]児?」と私に聞くが、慌てて 「あ、そうだ、どこに行くって聞いたって、こいつらには分からない んだ!」 と言って、また電話の向こうと話だす。 その間にバファリンを飲み、とりあえず頭痛だけでもなんとかしよう と試みる。 電…
とりあえずツアーは解散となり、あとは自由時間。 格「じゃ、行こうか。」 格多、スタスタと私達の部屋に向かって歩き出す。 り「え? えっと、どこに??」 格「荷物、置いていくだろ。」 ああ! 荷物ね。これから遊びに行く為の準備しろってことね。 でも…
とりあえず夕食を食べて、ホテルに着いたのは、すでに PM7:00 近く。 り「どーする、夜。格多に会う?」 そ「う〜ん、電話はするけど・・・。」 り「なんか、もういいか。会えたし・・・。疲れたよ。」 そ「そうやねぇ。私はもう、昨日だけで充分なんやけど…
バスはホテルのあるラサ市内にむけて、一路、走り出す。 偉 「青いケシの花ってどれ? あったら教えて。」 23才「うん。あ、バス、止めて貰えますか? 写真撮りたいんですが・・・。」 候 「分かりました。花、見つけたら言って下さい。」 今度はウネウネと…
ここではヤクの皮でつくったボートに乗る事ができる。 ヤク5頭分を使用して作られたこの船は、以外に大きく、定員12名。 船のへりに、左右バランスよく腰掛ける。 「わ〜い!」 とみな一斉に乗り込むが、謎の新聞記者、ひとり首を横に振り、 岸に残る。 り「…
頂上であるその峠には、石塚にたくさんのタルチョとハタが たなびき、 TV番組「グレートジャーニー」もしくは「世界遺産」 にでも出てきそうな光景。 私の頭の中はナレーターの声と「ウルルン紀行」の音楽が鳴り響く。 そして左手、眼下には、やはり自然の色…
しかし一番驚いたのは、峠に着くまでの道中、山の稜線にそって、 ずっと鉄塔と電線が続いていたこと。 あんな所まで、どうやってあの鉄塔の材料運びこんだのか? どうやってあんな山の頂上に立てたのか? やはりこれは、偉大なる我らが英雄、『解放軍同志』…
途中、小さな集落をいくつか抜ける。 車が通ると、子供達が飛び出してきて手を振る。 何もない道端にしゃがんでいる子供達。 何をしているのかと思えば、山の斜面にはたくさんのヤクや山羊が。 放牧中だったのだ。 まだ、10才前後だろうか。 更に小さい子を…
昼食の為、また市内へ戻る。 食堂は、毎度お馴染み、メニューもお馴染み。 みな、あまり箸がすすまない。 食後は休憩なしで、海抜4,800mのガランパ峠へと向かう。 峠からは”トルコ石の湖”と異名をとる、ヤムドゥク湖が一望でき、 湖の麓の村では、ヤク船に乗…
横浜生まれのりんむうさんは1989年、北京の中央民族学院に留学し ていました。今回初めて憧憬のチベットへ。 チベット族同学「格多」とも再会でき、チベット観光は続きます(文中「り」 りんむうさん 「そ」 そーねいさん 「く」「23,24」「奥さん」道中一緒…
3日目の観光。まずはダライ・ラマの離宮、ノルブリンカへと向かう。 朝早かったせいか他に観光客もおらず、ゆっくりのんびりと見て廻れる。 ここは、ダライ・ラマ14世がチベットを脱出する直前まで生活していた場所。 建物の中の時計は、ダライ・ラマがラサ…
AM7:30起床。 昨夜の興奮をひきずって、元気いっぱい起きられるかと思ったが大マチガイ。 寝起きの時の体調の悪さときたらない。 (だる〜い・・・。もう、ダメだ。今日はもう、どこにも行けない・・・。) と考え方も弱気でブルーになる。 まわりの空気、全…
そうこうしているうちに舞台が始まる。 舞台といっても人が4人ものればいっぱいの、可愛らしいもの。 あきらかに絵の素養がない人が描いたと思われる、手書きの背景が悲しい。 男の子2人による仮面劇の踊り、おばさま方3人による歌。 どれも、かつて私達…
夕方のバルコル。日も傾きかけ、商店は夜の準備を始める。 そんな中、ジョカン寺に向かって五体投地を繰り返す若い僧侶の姿を見て、 私は初めて”ラサ”を実感する。 普通に生活している、何気ない一瞬に、その土地ならではの光景に出くわ したりすると、私は…
しばらく休憩した後、夕食へと向かう。 今日の夕食は”やっと”チベット名物料理。 しかも、民族舞踊を見ながらの食事。私達の期待は一気に膨らむ。 場所はジョカン寺のちょうど真裏。ジョカン寺をぐるりと取り囲むように できた、ラサ一番の繁華街、八角街(…
りんむうさんは1989年、北京の中央民族学院に留学していました。 今回初めて憧憬のチベットへ。 チベット族同学「格多」とも再会でき、チベット観光は続きます(文中「り」 りんむうさん 「そ」 そーねいさん) ここでは五体投地をする人々を見る事ができる…
PM2:00、ホテル出発。 セラ寺へと向かう。 ここは、お坊さん達の問答修行で有名なお寺。 寺の中を見学し外に出ると、裏の方から大勢の声が聞こえてくる。 塀に囲まれた中庭のような所があり、小さな門をくぐって中に入ると、 そこには赤い袈裟を着た、たくさ…
横浜生まれのりんむうさんは1989年、北京の中央民族学院に留学していました。 今回初めて憧憬のチベットへ。 チベット族同学「格多」とも再会でき、チベット観光は続きます(文中「り」 りんむうさん 「そ」 そーねいさん 「く」ツアーでしりあった通称クレ…