ハニ棚田 新疆天山 世界遺産に登録

カンボジアの首都プノンペンで開催中の第37回世界遺産大会において、中国新疆ウイグル自治区の天山と雲南省ハニ族の棚田世界遺産に登録されました。今回この二か所が文化遺産に指定されたことにより、中国国内の世界遺産は45カ所となり、イタリアの48カ所に次いで世界2番目となりました。

ハニ族棚田

紅河ハニ棚田雲南省紅河ハニ族イ族自治州元陽県に位置し、麓から海抜2000メートルを超えた山頂までに分布し、段数が3700あまりにも達し、人類が自然を巧みに利用する傑作といえます。

世界遺産委員会はハニ棚田にはそういう評価をあたえました。「ハニ棚田景観にある森林、水系、棚田および村落は複雑で緻密な農業、林業と水の配分システムを明らかに反映し、長期間にかけて独特な社会経済宗教体系が強まり、人間と自然の相互作用を表しています。」

新疆天山

今回登録された「中国新疆ウイグル自治区の天山」は中国にある東天山を指し、長さは1760キロメートルがあり、天山の全長の2/3に当たり、新疆自治区の全体を貫き、カシュガル、アクス、イリ、ボルタラ、バインゴリン、昌吉、ウルムチトルファン、ハミなど九つの都市に跨り、ジュンガル盆地タリム盆地の境目として新疆自治区の地形の特徴も表しています。ここは天山の最も典型的な地域で、天山にしかない地形、植物、生態システム、生物多様性と自然風景が集中し、天山の価値を表明しています。

天山

中国の世界遺産45ヵ所

文化遺産

中国の世界遺産の中に、文化遺産の数は一番多く、27か所に達しました。その中:万里の長城、明と清王朝皇?、秦始皇帝陵及び兵馬俑坑、敦煌莫高窟雲南麗江古城、山西平遥古城蘇州古典園林内モンゴル上都遺跡等があります。

自然遺産と複合遺産

自然遺産は10か所あり、四川九寨溝 、四川黄龍風景区、湖南武陵源雲南三江併流四川省ジャイアントパンダ保護区、中国南方カルスト、江西三清山、中国丹霞、 雲南澄江の化石出土地域 と今年が登録された新疆天山です。

自然と文化の複合遺産は4か所あり、山東泰山 、安徽黄山、四川峨眉山と楽山大仏、福建武夷山です 。

文化景観

今年新規に登録された世界遺産の中に、雲南ハニ棚田は「文化景観」に属しています。この前、中国はすでに3か所の文化的景観を有し、それぞれは:江西の廬山、山西の五台山、杭州西湖です。


情報提供 Ara china
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