１１月１４日（土）音楽舞蹈史誌《東方紅》オリジナルバージョン上映のお知らせ(現代中国映画上映会から）
次回の上映会は１１月１４日（土）に、中国革命を人民大会堂の大舞台で再現した
音楽舞蹈史誌《東方紅》を上映します。
１９６５年に制作・公開された本作は、直後に発生した文化大革命で上映禁止措置
がとられ、復活上映されたのは文革後の１９７７年でした。しかし、それは一部の
歌詞の削除、冒頭に説明文の追加などを施された再編集バージョンでした。
今回上映するのは１９６５年に公開されたオリジナルバージョンで、フィルム状態
の関係から再上映が非常に困難です。この機会をお見逃しのないようご覧下さい。
上映会場は文京シビックセンター２Ｆにあるシビックホール（小ホール）です。
皆様のご来場をお待ち申し上げております。
現代中国映画上映会
mail: gentyuei@gentyuei.com
HP: http://www.gentyuei.com/
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★★★第５１９回現代中国映画上映会（定期上映会）★★★
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●上映作品：音楽舞蹈史誌《東方紅》
1965年／16mm／カラー／スタンダード／119分
日本語字幕スーパー＋補助字幕（歌詞部分）
八一映画制作所・北京映画制作所・中央新聞記録映画制作所 出品
原題◎東方紅(The East is Red)
使用言語◎普通話(標準中国語)
制作総指揮◎周恩来(国務院総理)
監督◎王苹(ワン・ピン)、黄宝善(ホァン・バオシャン)
李温杰(リー・ウェンヂエ)
脚本◎集団創作
撮影◎薛伯青(シュエ・バイチン)、銭江(チエン・ヂァン)
張沼濱(ヂャン・ヂャオビン)、董健(ドン・ヂエン)
出演◎中央歌舞団、中央広播文工団、中国音楽学院、中国京劇院
中華全国総工会文工団、中央民族歌舞団、中央音楽学院
東方歌舞団、北京昆曲劇院、中国舞蹈学校、中央歌劇舞劇院
北京人民芸術劇院、中央戯劇学校、北京大学、北京石油学院
中国人民解放軍総政治部文工団、精華大学、第一女子中学
育英学校、第一実験小学校 など各界3000人余
●上映日時：１１月１４日（土) 午後６：５５上映開始（開場は６：３５）
●上映会場：文京シビックホール（小ホール）
（文京区役所がある文京シビックセンター２Ｆ)
東京メトロ丸ノ内線・南北線 後楽園駅 直結
都営地下鉄三田線・大江戸線 春日駅 直結
地図： http://www.gentyuei.com/civic.htm
●会 場 費：１３００円(会員＝有効な会員証をお持ちの方)
１６００円(非会員＝当日)
●入 会 金：７００円(一般会員、同時入会可、有効期間１年)
※同時入会の場合、会場費を１００円割引きます。
中華人民共和国建国15周年を記念して1964年10月2日に人民大会堂で初演された
音楽舞蹈史誌《東方紅》。列強に侵略され半ば植民地だった時代の苦難から共産党
の成立、井岡山時期、長征、抗日戦争、国共内戦と新中国の成立、新中国の発展と
世界各国との連帯までを８幕の音楽舞蹈で描いたものだ。好評を受け、毛沢東の指
示の下、国務院総理・周恩来が直接の陣頭指導を行い、最後の２幕を削り６幕の音
楽舞蹈史誌として映画化されることが決まった。1965年6月10日から撮影が開始さ
れ9月16日に完成した本作は、同年10月1日から全中国で公開された。
劇中で歌われる数多くの革命歌の中には日本人の作曲したものも含まれ、北京各
界から参加した3000人の出演者が参加した本作はそのスケールの大きさが際だつ。
特に最後で歌われる《歌唱祖国》と《インターナショナル》の全員大合唱はその迫
力に目を見張るものがある。
文化大革命時期(1966-1976)には本作に対して上映禁止措置がとられ封印されて
しまったが、文化大革命終了と共に1977年に一部の歌詞を削除するなどの編集を施
し、冒頭に説明文が加えられ解禁上映された。その後、中国国内で発売されたDVD
もこの1977年バージョン(だたし、冒頭の説明文は削除)となっている。今回上映を
行うのは1965年に制作された歌詞未削除のオリジナルバージョンで、中国でも見る
ことができないものである。
※お断り※
本作は50年を経過したフィルムであり、その状態から判断して再上映が非常に困難
であるためこの機会をお見逃しなくご覧下さい。また、途中で数秒分が欠落してい
ますがご理解下さい（これは日本国内で過去に上映した際に不手際により欠落した
ものと推測）。
※上映作品のスチール写真などはＨＰをご覧下さい。
http://www.gentyuei.com/future.htm#20151114
※どなたでもお使いになれる会場費割引券はこちら。
http://www.gentyuei.com/100off.htm
※上映会場で中国製ＤＶＤ《東方紅》（1977年編集版、NTSC版、日本語台詞付録、
2000円）の販売がございます。すでに中国国内でも入手が困難になっています。
ご来場の際はお早めにどうぞ。
