ジカ熱関連情報(2月25日) 在中国日本国大使館2016年2月25日

1.中国国家衛生計画生育委員会は、2月24日に中国国内におけるジカ熱の発生状況及び対応について以下のとおり発表しています。その主な内容は次のとおりです。
○中国国家衛生計画生育委員会の記者会見(2月24日)
http://www.nhfpc.gov.cn/zhuzhan/xwfbh/201602/72885a2c88e14b53b25f31cedb76eb80.shtml#

(1)2月9日、中国で初のジカ熱の輸入感染症例が確認されて以来、現在計5例が確認されている。江西省で発見された1例は既に回復し退院した。その他の4例に対し、地方の関係医療機関では、当委員会の制定した「ジカウィルス診療方法」に従って積極的な治療を行っている。現在この4例の症状は安定している。当委員会はジカ熱の予防・コントロール活動を重視している。
(2)同委員会が専門家チームを組織し研究を行ったところ、初歩的な3つの成果があった。
?疫病は再び輸入される危険がある。前述の5例は全て輸入症例である。我が国は関係国と頻繁な人とモノの往来を保っており、疫病は感染者又はウィルスを持つヤブ蚊を通じ輸入するという可能性を排除できない。
?疫病の予防・コントロールは可能である。現在、特効薬はないものの、ジカ熱の致死率は低く、大半は治療を受けて回復することができる。また感染源のコントロールを強化し、疫病の拡大を効果的に防止する。
?高度な警戒が必要である。天気が暖かくなるとともに、一部地域においては、ヤブ蚊が活動期に入り、疫病が輸入されたら、一部地域でしか蔓延しないとは限らない。今後、当委員会は予防・対策組織の役割を更に発揮させて、措置の徹底と監督指導の強化を行い、疫病の輸入と拡大を全力で防止する。
2.ジカ熱は、一般に蚊に刺されることによって感染する疾病です。邦人の皆様におかれては、ジカ熱を含む感染症の予防に引き続き注意していただくようお願い致します。また,ジカ熱の感染例が報告されている中南米地域及び太平洋島嶼地域への最近の渡航歴のある方,また今後渡航する予定のある方は,発熱等の症状が見られた場合には速やかに医師の診断を受けるようお願い致します。
3.なお、管轄区域内で輸入ジカ熱の症例が発生した、上海総領事館及び広州総領事館では詳細な注意喚起を行っておりますので、ご参考にしてください。
○上海総領事館(ジカ熱関連情報(第3報)(浙江省における最近の感染例))
http://www.shanghai.cn.emb-japan.go.jp/life/new160225.html
○広州総領事館広東省鳥インフルエンザ感染症例と輸入性ジカ熱患者発生)
http://www.guangzhou.cn.emb-japan.go.jp/seqinfo/doc/20160219.html
(関係情報)
○外務省海外安全ホームページ感染症危険情報(中南米等におけるジカウイルス感染症の流行:妊婦及び妊娠予定の方は特にご注意ください。)):
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo.asp?infocode=2016T028
厚生労働省検疫所(渡航時におけるジカウイルス感染症への注意について):
http://www.forth.go.jp/news/2016/01261317.html
(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター(海外安全担当)
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
○外務省領事局政策課(海外医療情報)
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2850
○在中華人民共和国日本国大使館
住所:No.1 Liangmaqiao Donjje,Chaoyang District, Beijing 100600,
People's Republic of China
(北京市朝陽区亮馬橋東街1号)
電話:8531-9800
国外からは(国番号86-10)8531-9800
FAX:6532-9284
国外からは(国番号86-10)6532-9284
ホームページ:http://www.cn.emb-japan.go.jp/index_j.htm

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