回想 留学編

北京で就職したセンベンさんの連載です。
センベンさんは翻訳も営業活動もしています。
今回からセンベンさんの回想:留学編です。

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さて、最近、「北京で働く」といったテーマもややネタ切れの感
がある。
海外で働いたからといって、毎日ドキドキ、ワクワクするような
スリリングな出来事が起こる訳ではないのだ。
徐々に新鮮味が薄れ、マンネリ化してきてしまうものである。

中国に来たばかりの頃は、毎日びっくりするような事ばかりだったが、
時間の経過に伴って少しずつ驚かなくなり、今となっては
かなりの事には動じなくなっていて、。それはそれで、かなり問題
かもしれない。
あの新鮮な驚きを書き留めておけば良かった・・・と思うが、
何にそんなに驚いたのかすら、あまり思い出せなくなっている上、
そんな環境に慣れてしまうと、却って日本に一時帰国した際に、
びっくりしたりするので、本当に環境とは恐ろしいものである。

私は普段からとかく脱線しがちであるが、今日は、もうテーマから
して思いっきり逸脱して、「留学生活」などを紹介してみよう。

私は1999年8月に初めて中国に留学した。
それまで中国には旅行で2度、訪れたことがあるが、
留学前の中国語学習経験はゼロであった。
日本で中国語を勉強してから留学したの?と聞かれる事が多いが、
私は謝謝とニーハオと再見、しか知らずに渡中したので、
チャレンジャーだねぇ、と苦笑されることも多いが、
最初は言葉なんて出来なくても何とかなる、というのを身を以って
証明しているようなものである。
                        (つづく)
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