朋友達との再会(8/16) 

とりあえず夕食を食べて、ホテルに着いたのは、すでに PM7:00 近く。

り「どーする、夜。格多に会う?」
そ「う〜ん、電話はするけど・・・。」
り「なんか、もういいか。会えたし・・・。疲れたよ。」
そ「そうやねぇ。私はもう、昨日だけで充分なんやけど・・・。」

フラフラになりながらバスを降り、ホテルのロビーに行くと・・・。
り「あっ!! 格多!!」
そ「ええっ?!」

なんと格多がロビーにいるではないか!!
格「えい! 回来了!」
り「なっ、どっ、どーして???」
格「いやぁ〜、4:30頃着いてさ、ずっと待ってたよ。
  これ、おまえ達の名前か?」
り「そうだけど・・・。」
格「フロントでSUONEIとLINMUで探して貰ったんだけど、そんな奴
  いないっていうしさぁ〜、いやぁ、待った、待った。」

笑いながら一気にまくしたてると、
少し離れた所でダブルのスーツを着て畏まって立っている、背の高い、
恰幅のいい青年を、親指で指さす。

り「???」
何だかわからず、私もその青年を凝視する。
格「ラールー。」
り「はぁぁぁぁっ?! ラ、ラールーゥッ?!」

ニコニコしながら歩み寄って来て手を差し伸ばす。
握手しながら、呆然と彼の顔を見つめる私。
これがあのラールー? 
華奢で、可愛らしくて、やんちゃで、いつも「想[女馬][女馬]」
と言っていたラールー?
一番年下で、そう、あの時、彼はまだ15才で、私が帰国すると言った
ら、 慌てて政治経済かなんかの教科書の一番後ろのページを破って
持って来て、「ここに住所を書いてくれ!」なんて言ったっけ。
背も私とたいして変わらなくて、
20代の私達から見たらまるっきり「ガキ」だったラールーが、
すっかり大人の男性になって目の前にいる。

「ラールー、NI長大了・・・!」
慌てて、明日の集合時間や予定の連絡をガイドから聞いていた
そーねいを呼ぶ。
り「そーねい! ラールー!!」
そ「ええっ! ああっ!!」
そーねいも熱い握手をかわす。
                         (つづく)
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