仕事探し

そんな風に新規開拓をしていく中で、一つの会社の反応が非常に良く、
すぐに履歴書を送ってくれといわれ、履歴書を送ると翌日に
「面接に来てください」、と電話が来た。
かつてないほどの、好感触である。

そこは語学学校の傍ら、通訳・翻訳を請け負っている会社で、
中国語の需要が高まっているため、
中国語専任スタッフを探しているという。
とりあえず、私も社員になるつもりはないし、
先方も正社員を探している訳ではないので、
パートタイムとして、中国語クラスのカリキュラム作りなど、
教務全般を行う傍ら、
中国語の入門者向けに語学講師をやったり、依頼があれば、
通訳・翻訳の仕事を受けるといった、完全出来高ということで
話がまとまった。
中国語を教えたことはなかったが、
学生時代、塾で講師のアルバイトをしたことや
国語の教員免許を取得するために教育実習なるものもしたことがあるので、
「まぁ、なんとかなるだろう・・・」ということで、とりあえず、
やってみることにした。
赴任者向けの短期集中レッスンや、
入門時は日本人の先生で!といった人も意外と多く、
レッスン枠もそれなりに確保でき、
一回りもふた回りも年上のおじさま方に「先生」と呼ばれることになり、
なんだか面映い気分である。

でも、とりあえず、これで、わずかばかりでも一定の収入と仕事量が
確保できるようになったので、まずは、一安心!といったところだ。
これが、帰国から2か月すぎたころである

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