仕事探し

これと前後して、警察の取調べ通訳の登録、司法通訳の登録、
弁護士会に通訳として登録、地元の派遣会社に
登録するなど、行動範囲を広げられるよう、
思いつくことは何でもやった。

語学講師としては、中国語を教えていたが、そのうちに、
中国人に日本語を教える仕事が入ったりもして、
中国語で日本語を教えたりした。
ただ、私にとっての国語≠日本語ではないので、
何気なく使っている日本語でも、改めて質問されると上手く説明が
できなかったりする。
たとえば、匹が「ひき」「ぴき」びき」になるのは何故か?とか、
考えてもみなかった質問が出てきて、困ることも多かったが、
これはこれで結構、楽しかったように思う。

最初の内は、仕事量もムラがあり、収入も不安定であったが、
1年過ぎるころには、かなり安定して仕事が入るようになった。
通訳、翻訳、語学講師、教務関係(事務的な仕事)の仕事量が、
毎日ちょうど、こなせるくらい、
バランスよく入ってくれば理想的なのだが、
こればかりは、なかなか上手く調整できず、
忙しいときは食事を取るヒマもないほど
「誰か私の代わりにトイレに行ってくれないかなぁ」
と思うほど忙しいし、
ヒマな時は、「今日は何をしようかな〜、温泉にでも行こう!」と
いうような日もある。

通訳のリピーターが定着してきたおかげで一定量の仕事が
確保できるようになったものの、
仕事の忙しさにはムラはますます顕著になってきて、
時には納期に追われて徹夜したり、
完全引きこもりで一週間、毎日10数時間、
睡眠とお風呂・トイレ以外は
全てパソコンに向かったりしたこともある。

通訳にしろ、翻訳にしろ、ある程度の仕事量が安定して確保できるまで、
やはり1年以上かかったように思う。
通訳の仕事の増加に伴い、中国語講師の仕事が負担となってきた。
通訳は8時間、きっちり拘束され、時には残業が生じる可能性もある。
そのため通訳業務がある場合は、
通常のレッスン時間を事前に生徒さんと相談して変更してもらったり、
キャンセルしてもらったりと、
生徒さんに迷惑をかけることがあったため、
もう本当の短期レッスンや、他の先生の代替レッスン以外は
極力、受けないようにしている。




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