10月21日(土)《孔子の教え》《桃さんのしあわせ》《こころの湯》上映のお知らせ(現代中国映画上映会から)

次回の上映会は10月21日(土)に、高画質デジタル映画上映会を開催します。
上映作品は、2009年の《孔子の教え》、2011年の《桃さんのしあわせ》で
す。

孔子の教え》と《桃さんのしあわせ》は35ミリ劇場用プリントが存在せず、デ
ジタル上映しかできない作品です。今回はBD(ブルーレイ)を使って高画質デジ
タル上映を行います。

BDの画質は35ミリ劇場用プリントより画質がいいのですが、文京シビックホー
ルにはその上映設備がないため上映できません。今回は会場を変え、プリントがな
い作品を高画質デジタル上映しますので是非ご来場下さい。

また、1999年の《こころの湯》をDVDで無料上映します。

上映会場は春日町交差点角の文京区民センター(3A会議室)です。文京シビック
センターのすぐ近くにあります。

皆様のご来場をお待ち申し上げております。

現代中国映画上映会
mail: gentyuei@gentyuei.com
HP: http://www.gentyuei.com/

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★★★第540回現代中国映画上映会(高画質デジタル映画上映会)★★★
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●上映作品:劇映画《孔子の教え》
       2009年/中国電影集團公司・大地時代文化傳播有限公司など出品
       BD/カラー/シネスコサイズ/125分/日本語字幕スーパー
       原題◎孔子(Confucius)
       公映許可番号◎電審数字[2009]第138号
       言語◎中国語(普通話)
       監督◎胡玫(フー・メイ)
       脚本◎陳汗(チェン・ハン)、何燕江(フー・イェンヂャン)
          江奇涛(ヂャン・チータオ)、胡玫(フー・メイ)
       撮影指導◎鮑紱熹(ピーター・パウ)
       美術◎林潮翔(リン・チャオシァン)、毛懐清(マオ・ホァイチン)
       音楽◎趙季平(ヂャオ・ヂーピン)
       衣装◎奚仲文(ハイ・チョンマン)
       主演◎周潤發(チョウ・ユンファ)、周迅(ヂョウ・シュィン)
          陳建斌(チェン・ヂェンビン)、任泉(レン・チュェン)
          陸毅(ルー・イー)、姚櫓(ヤオ・ルー)、凱麗(カイリー)
          王斑(ワン・バン)、許還山(シュィ・フアンシャン)
          馬精武(マー・ヂンウー)
      劇映画《桃(タオ)さんのしあわせ》
       2011年/銀都機構有限公司など共同出品
       BD/カラー/ビスタサイズ/119分/日本語字幕スーパー
       原題◎桃姐(A Simple Life)
       公映許可番号◎電審数字[2011]第069号
       使用言語◎広東語・標準中国語(普通話)
       監督◎許鞍華(アン・ホィ)
       脚本◎陳淑賢(ロジャー・リー)
       撮影◎余力為(ユィ・リーウェイ)
       音楽◎羅永暉(ロゥ・ウィンファイ)
       主演◎劉紱華(アンディ・ラウ)、葉紱嫻(ディニー・イップ)
          王馥荔(ワン・フーリー)、秦海璐(チン・ハイルー)
          秦沛(チョン・プイ)、梁天(リァン・ティェン)
      劇映画《こころの湯》
       1999年/西安電影制片厂・西安藝瑪電影藝術有限公司出品
       DVD/カラー/ビスタサイズ/90分/日本語字幕スーパー
       原題◎洗澡(Shower)
       公映許可番号◎電審故字(99)第010号
       使用言語◎標準中国語(普通話)
       監督◎張揚(チャン・ヤン)
       脚本◎張張揚(チャン・ヤン)、劉奮斗(リゥ・フェンドウ)
          霍繒(フォ・シン)、刁奕男(ディァオ・イーナン)
          蔡尚君(ツァイ・シャンヂュィン)
       撮影◎張健(チャン・ヂェン)、畢爾(ビー・アル)
       音楽◎叶小剛(イェ・シァオガン)
       美術◎田蒙(チィェン・モン)
       主演◎朱旭(ヂュー・シュィ)、濮存繒(プー・ツンシン)
          姜武(ヂャン・ウー)、李丁(リー・ティン)
          封順(フォン・シュン)、何冰(フー・ビン)
          杜彭(トゥー・ポン)、隋永清(スイ・ヨンチン)
●上映日時:10月21日(土)  ※開場は各回開始の10分前
       午前10:10 孔子の教え
       午後0:30  桃さんのしあわせ
       午後2:40  孔子の教え
       午後5:00  桃さんのしあわせ
       午後7:10  こころの湯
●上映会場:文京区民センター(3A会議室)
        (白山通りと本郷通りが交わる春日町交差点北東角)
       東京メトロ丸ノ内線南北線 後楽園駅 1分
       都営地下鉄三田線大江戸線 春日駅 1分
       地図: http://www.gentyuei.com/kc.jpg
●会 場 費:900円(孔子の教え・桃さんのしあわせ)
      無料(こころの湯)
       ※非会員・期限切れの方はその場で要入会
●入 会 金:700円(一般会員、同時入会可、有効期間1年)
      8800円(フリーパス会員、同時入会可、有効期間1年)
       ※フリーパス会員は今回の上映会場でのみ新規入会可

※ご来場に当たり、ご予約や申し込みは不要です(受け付けていません)。
 直接会場へお越し下さい。先着順入場となります。


孔子の教え》
 今から2500年前の山東省曲阜。この地を治める魯国の役人として勤める孔丘(コ
ン・チゥ)は、人心をつかむ巧みな話術で礼と仁を説き、支配者に奴隷制度を廃止
させるなどの制度改革を進めていった。彼は尊敬の意味を込めて人々から孔子と呼
ばれるようになっていた。しかし、戦乱の時代にあり、支配者たちは自己主張ばか
りでなかなかまとまらない。その狭間にあってついには彼は魯の国を出なければな
らなくなった。
 妻子や多くの弟子たちを残し、1人放浪の旅に出る孔子。しかし、徐々に弟子た
ちが彼を追って集まってきた。艱難辛苦に満ちたその放浪は14年にも及ぶ長いもの
だった。
 道中の国々ではその名声を利用されて陰謀術策に巻き込まれそうになったり疎ま
れたり蔑まれたりし、孔子と弟子たちに気を落ちつかせる場所はなかった。しかし、
彼は苦難に動ぜず弟子たちに自らの考えを話して聞かせるのだった。
 『春秋』を編纂し、『五経』を改訂した孔子。その死後、孔子と弟子たちの言葉
は“論語”にまとめられ、その思想を共有した人たちは“儒家”になり、教えは
儒教”となった。今や孔子は“世界十大歴史人物”“世界三大聖人”の1人とし
て列せられ、中国のみならず世界の思想に大きな影響を与え続けている…。

 中国が生んだ大思想家・孔子と弟子たち、その教えを描いた歴史大作である。主
演は香港映画界の重鎮・周潤發。それを支えるのは周迅、陳建斌、任泉、陸毅など
大陸映画界の人気俳優たちだ。多くの映画人が映画化に取り組みながら長年実現し
なかった孔子の伝記映画をお楽しみ下さい。


《桃(タオ)さんのしあわせ》
 桃(タオ)さんこと鐘春桃(ヂョン・チュンタオ)は身寄りがなく、13歳の頃から香
港の梁(リョン)家で家政婦として働き始めて60年になる。大陸との間を行き来しな
がら映画関係の仕事をするロジャーが生まれた頃には桃さんはすでに家におり、留
学期間以外はずっと一緒だった。
 ある日、ロジャーが帰って来たら桃さんが家の中で倒れていた。すぐさま救急車
で病院に運び、一命は取り留めたもものの、もう梁家で働くことはできない体だっ
た。身寄りがない桃さんのことを考え、ロジャーは養老院を探し、今までの桃さん
の苦労に応えようとした…。

 平均寿命が日本と並ぶ長寿社会となった香港。急速に高齢化が進み、社会を引退
した老人の問題は今の日本と変わらないものがある。
 香港を中心に社会派監督として様々な作品を世に問い続ける許鞍華が、香港の老
人問題を描いた作品。香港映画界を代表する劉紱華がロジャーを演じると共に制作
にも参画している他、1980年代から歌手・女優として活躍した葉紱嫻が桃さんを演
じている。
 作品中には徐克、洪金宝、岑建勳、羅蘭、鄒文懐などの香港映画界の重鎮の他、
大陸から寧浩や楊穎などがゲスト出演しているのも注目に値する。なお、使用言語
は中国南方で使われる広東語(粤語)と大陸で使われる普通話(標準中国語)が混じっ
ている。


《こころの湯》                         ※無料上映
 北京の下町にある銭湯『清水池』は、早くに妻を亡くした劉(リゥ)じいさんが知
的障害のある下の息子・二明(アルミン)と2人で経営している。ある日、深圳にい
る上の息子・大明(ターミン)が突然帰ってきた。二明が書いたハガキが原因だった。
横たわるじいさんの絵が描いてあり、大明は父親が倒れたのではないかと心配した
のだった。
 心配が杞憂に終わった大明は深圳に帰る切符を買うため二明と一緒に出かけたが、
目を離した隙に二明がいなくなってしまう。探しても見つからず、夜になっても戻
らない。必死の形相で二明を探しに出かけるじいさんは追いかけてきた大明を怒鳴
りつけた。「お前は自分の弟がどうなってもいいと思ってるのか。わしは二明まで
失いたくないわい」。大明には返す言葉がなかった。二明は翌朝、ホコリまみれで
帰ってきた。
 体調が悪い父親に代わって店を開けた大明は、銭湯を楽しみに来た大勢のお客を
目にし、父親を理解し始めていた。
 地域の再開発が決まり、『清水池』は取り壊されることになったが、親子たちは
相変わらず銭湯を開き続けていた。そして…。

 この映画の舞台となる中国の銭湯(浴池)は日本の銭湯とは違い、地域の人たちの
憩いの場であり、風呂だけでなくマッサージや散髪などの多種多様なサービスもあ
り、様々な語らいのある生活の場である。
 この映画でも描かれているように、そんな古い雰囲気のある銭湯は近年の再開発
でどんどん取り壊され、新しいタイプの健康ランドのような豪華なものに変わって
いる。


※上映作品のスチール写真などはHPをご覧下さい。
http://www.gentyuei.com/future.html#20171021

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