仕事探し

全体的には通訳の仕事は、大変だが、個人的には一番楽しい。
いつも接する相手が違うし、いく場所も変化に富んでいて、
常に新鮮なのである。
仮にめちゃめちゃ嫌?なヤツがいたとしても、
その場だけ我慢すればいいのだ。
同僚だったり、長期の派遣だと、そういう訳にいかないが、
期間限定の派遣なので、かなりの相手でも我慢できるのだ。
しかも行きたくなければ、口実を見つけて断り、
別の通訳を派遣することもできる。
イヤな相手とは仕事をしなくても良いし、
気が乗らない仕事は断れるのだ!
そんな我が儘を実現できて、ある意味、非常に満足している。
(まぁ、口実を見つけて断るようなイヤ?なクライアントも殆ど
いないが・・・)

そして、通訳の仕事は、ひとたび気に入ってもらえると、
以降、指名が来るようになるので、ある意味、人気に左右される
非常?にシビアな世界なのだ。

去年の実績をざっと計算すると、警察通訳などを含め、
年間に100日ほど、
通訳の仕事が入っている。
通訳というのはスポット的な仕事なので、
一般的に見ると時給がかなり良いので、
どこからもマージンを取られなければ、年に100日も通訳すれば
年間休日265日でも十分に暮らしていけるのだ。

が、企業を介すると、かなりのマージンが取られる。
派遣会社なら3%とか5%のマージンかもしれないが、
通訳派遣の場合は、5割以上のマージンを取るところも多い。
警察・検察庁のように直接、仕事を受ける場合は
100%自分の収入となるし、
ここだけの話、警察・検察庁や裁判所の通訳は、リスクが高いせいか、
かなり収入が高いのだ。
しかし、こういった仕事は割りは良いが、それこそ年に数回しかないし、
ある程度まとまって時間が取れないと
(最低でも10日くらいまとまってスケジュールが空いていないと)、
その依頼を受けることができないので、
他に仕事が入ってる場合は、断らざるを得ない。
そのため、3回の依頼でも1度くらいしか、受けられないから、
断るときはホントーーーに臍をかむ思いである。
そんな時は、本当に身体が2つ、3つあればよいと思うが、
こればかりはしょうがない。