周口店の北京原人遺跡 承徳避暑山荘

情報提供 Ara china
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周口店の北京原人遺跡
遺産種別:文化遺産
遺産所在地:北京
世界遺産登録日:1987 年
北京原人遺跡

北京原人遺跡は、北京から南西に50キロほど離れた周口店村の竜骨山の上にあります。1920年代に、考古学者はこの地で発掘を始め、約60万年前の原人頭蓋骨を発見し、それに北京原人と名付けました。また、後に原人の使った石器および火を使った跡も次々と発見されました。

これらの考古資料に対する研究を通じて、北京原人が約69万年前の直立人であることが証明されました。北京原人は狩猟で食料を調達し、洞穴の中で集団で生活し、簡単な石の道具を作ったり、使用したりしていました。また火を起こして暖をとり、物を焼いて食べることを覚えました。

北京原人化石は全部で頭蓋骨6個、骨の砕片12片、下顎骨15個、歯157枚および割れた大腿骨、脛骨、上腕骨などが出土していいます。これらの骨は老若男女約40体のものである。このほか、石器材料10万点、及び火を使った灰燼遺跡と焼いた石や骨などが発見されました。これらは、旧石器時代の貴重な資料として、生物の進化や人類文化について我々に知識を与えてくれます。


承徳避暑山荘
遺産種別:文化遺産
遺産所在地:河北省承徳市
世界遺産登録日:1994 年


承徳避暑山荘は、別名、「承徳離宮」 とも呼ばれ、現存する中国最大の皇室の庭園で、かつて清朝皇帝の避暑と公務を行う場所として建てられた山荘でした。皇帝は、一年のうち半年はここで王公貴族や外国の使節と会見したり、政務を行ったり、避暑地として過ごしていました。

山荘は宮殿エリアと和苑エリアの2つの部分に分けられています。宮殿エリアに、山荘の南端に位置し、皇帝が政務を行ったり、居住していた場所です。主な建築物に、正宮、松鶴斎、東方宮などがあります。

現在は、正宮は博物館として公開されており、内部には清朝の宮廷の史跡として、宮廷の芸術品を展示する場所となっています。

苑景エリアの面積は山荘の8割を占め、湖、平原、丘などから構成されており、当時、皇帝が妃とと戯れたり、宴会を催した場所です。有名な建築物は、煙雨楼、金山亭、如意州、文津閣などがあり、そのほとんどは江南の景勝を真似て作られています。

外八廟

山荘の東と北を取り巻くように並ぶ寺廟群が「外八廟」です。1700年代に建立された、「普陀宗乗之廟」というチベット仏教の寺院が有名で、小ポタラ宮と呼ばれています。清朝チベット仏教を重視したと言われています。

また、北京の祈年殿に似た「普楽寺の旭光閣」、高さが世界一の木彫仏像のある「普寧寺の大乗之閣」など個性的な建物が並んでいます。


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