文章を書くのがこわい

この前乗鞍へ自転車レースへ出かけたとき常勝者による短い座談会がありましたが、ナビゲーターの市川雅敏さん(元プロ・ロードレース選手 のぼりが得意)が「坂は上りたくない。こんなギアでしかいけないのか!(衰えを感じてげんなり)と思うから」と話していました。クライマーだった自負が登坂への意欲を減退させているというのを聞いて、私が「文章公開するのやだなあ」と思っている原因がわかりました。もう20年近く前ですが、新聞の紙面を汚して給料もらっていた時期もあったわけでいまの悲惨な自分の文章(てにをははめちゃくちゃ、非論理的、わかりにくい。句読点も打ち方もおかしい)をみるとホントにげんなりするのです。一応むかしむかしはそれなりに勉強して書けるようになったはずなのに今のこの堕落を目の前にして、もう文章恐怖症です。いま自分がこの程度のことしかできない、かつてはそれなりの自負もあっただけに心の壁はやっかいです。まあ、サボり続けていた私が悪いのですが、こんなにあっさり持っていたはずの能力が失われているなんて、認知症を自覚したときってこんな感じ?って思ったりします。これから、恥ずかしいけれど取り返していきたいと思います。