「富士に挑む女教師 子供たちが支えた金メダル」

中国から戻って来たら、深夜、
(私にとっては)おもしろいドキュメンタリーをやっていました。
次の日に差し障るかな・・・と思ったのですが、
ついつい全部見ちゃいました。

富士山のヒルクライムレースのマウンテンバイクの部で3連覇した女性レーサーの話。
私も同じレースの末席にて(確か1回目)参加しておりましたので、
お名前は目にしたことはありますが、小学校の先生なのですね。

富士山麓の小学校の6年生の担任をしながら、
休日や放課後(夜間も!)を使ってヒルクライムの練習。
レースで成績が良かった時や、気分があまり乗らないときも、矢沢先生は子供たちにありのまま話をします。
夢とか目標に挑戦することの大切さや、
皆でお互いささえあって生活していることを。
クラスでちょっとしたいじめがあったときは、通常の授業を中断して皆でそのことを話し合って子供たちに考えさせる。

子供たちは他人の気持ちがわかるようになり、
先生が練習でスランプに陥り、いらついているのをみてとって、手作りのお守りで励ましたり、
転校する子供への手作りの送別会の出し物をしてもその子が浮かない顔をしているのを察して、途中でかくれんぼに切り替え、体を動かすことでその子の寂しさを発散させてあげたり。

クライマックスはもちろんレースにむけての場面。
矢沢選手は子供たちが励ましの言葉を刺繍したバンダナを巻いて登り続けます。
それにしても、ずいぶん雨降ってたんですねーー
矢沢選手は見事3連覇を達成!
心からの応援を背に走れるなんて、
先生というのもわるくないな、と思いましたし、
いつも1人で走る私はちょっとうらやましかったです。
それに、ああいう場面を見ると、子供は社会で育てるもの、と素直に思えます。
そういう意味でも矢沢さんに感謝!ですね。