人生のバランスシート

またまた選挙で思い出した話ですみません。今回ある宗教団体が新たに立候補していますね。高校時代の部活動の上級生で卒業後念願の職場(ある国営の団体)に就職したのですが数年後その宗教団体に入信、職場をやめてその団体のメンバーになった人がいました。高校の早い時期からその職場に就職希望だったことを周囲は知っていましたから、なぜ?と周囲(私も含めて)は反対していましたが、もともと一途なところのある先輩は聞く耳を持たず、逆に布教しようとします。先輩後輩たちもあきらめてその人との交流も自然と途絶えるようになってしまいました。私とは年賀状のみのやりとりですが、その住所などをみると、職員としてあちこちを転々としたようです。また周囲の話などから、その中で伴侶を見つけて子をなし、幸せに暮らしているようです。もともとの職場は国の管理を離れて民営化、なかで働いている人たちが急激な環境の変化と熾烈な競争にさらされているのを私たちも外から見て取ることができます。どちらの進路が幸せだったのかはわかりませんが、たぶん本人の決断が正しいのでしょう。私も進路をよく変えてきました。先輩とどこかで偶然会っても今はこだわりなく話し合えるでしょう。人生のバランスシートは期の途中でみることはできません。結局は自分の判断を信じるしかないものですね。

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