ペットの預かり禁止

この前、犬が苦手だった話を書きましたが、上海航空ペットの預かりが中止になったというニュースがありました。中国に愛犬を連れて行く人も結構いらっしゃるようですね。到着時が大変だった・・・という話は間接的には聞いたことはあります。今の私なら貨物室に愛犬を預けるなんてできませんが・・・・・

逆に日本につれてきた人もいるのでしょうか・・・?体験談あれば教えてください。。。

あとはこの前の続きですが犬にかまれた昔話です。
入院すると学校に行かなくて良いので、学校がそれほど好きでもなかった私にはうれしいことでした。 病室は、腎臓の病気で1年入院している高校生、 何の病気かは忘れましたが末期症状の老人(私が退院して数日で亡くなったと、その奥様から後日手紙が来ていました)、柔道の試合で足の骨を折った女の子(小6だったと思う) と同じ部屋でした。「がいか」も内科も,男も女も,健康なものも死にそうな(すみません)人も一緒くたです。
老人とは他愛のない話をした記憶はありますが、女の子は微妙な年齢ですから私たちと一緒ではイヤだったようで、話をした記憶はありません。後ろ向きで寝ている姿が脳裏に浮かぶ程度です。高校生は入院生活が長くあまり見舞いもこなくて、退屈で退屈でしかたないふうでしたから、もっぱら私が話&遊び相手でした。小柄で目鼻立ちがはっきりしている好青年風でした。高校生は「恐怖新聞」「たたり」など怖いマンガを何十冊も持っていて、「読みなよ」とむりやり多量に貸してくれたので、私は夜トイレにいけませんでしたし、傷だらけの女性が窓(病室は1階)の外の草ぼうぼうの庭から浮かんでくる妄想や、ベッドを区切るカーテン、積み上げているマンガ本の隙間から、青白く微笑む女性が浮かんでくる妄想やらに取り付かれて、眠れませんでした。
犬はどうなるの?と母に聞きましたが「雄で1歳でタキって言うんだって」と言うだけ。親と木材置き場の人とはやりとりはしていたようで、私は直接会っていませんが、自宅に菓子折りを持ってきたそうです。 別な見舞い客(父の会社の人)が勝手に話し出したところによると、タキは前にも1回、子供を咬んでケガをさせているとのことでした。そのころの子供は一般に「ボール取らせてください」と言っては、どこの家でも入リこんでいました。 空き地があれば野球とは言わなくてもゴロベース(ボールを転がして手で打つ。狭い場所でもできる)くらいはやってました。子供が人のいない材木置き場に入ることを、本気で止める親はまだ少数派だったように思います。他方、大人には、番犬をおいてにらみをきかせる権利もあることでしょう。犬を飼っている家は、壁など隣の家や道路と区切っていれば庭で野放しにしています(脱出する犬も多い)。
私の前にタキに咬まれたという子供もそうやって材木置き場に入り込んで咬まれたのでしょう。ただ、咬み癖がある=狂犬病を連想したのか、そのうち死亡事故が起きると考えられたのか、何度も噛む犬は処分されていたようです。
さて、入院1週間近くになって、高校生は勝負を持ちかけてきました。50cm程度離れているふたつのベットの枠を腕で持ち、足を離して長く持ちこたえたほうが勝ち、というものでした。私もじっとしてるのがもう飽き飽きでしたので応じました。 腕を縫っているのを忘れて、腕を延ばして足を前に浮かしてじっとしていると、最初はにこにこ「1 2 3 4・・」数えていた彼がびっくりして「血が出てる!」 そう、右腕の傷口がぱっくり開いてしまったのです。
糸は切れていなかったので再手術は免れましたが、またしばらく安静に「恐怖新聞」を読む日々になりました。医者に頼んで口止めしてもらいました。その高校生がうちの両親から難詰されるかもと思ったからです。しかし、ばれて難詰されたのは私の方でした。
私の入院は結局2週間になり、学校は3週間休みました (また、折を見て続きます)

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